(台北 30日 中央社)香港で2014年に起きた民主化デモ「雨傘運動」の学生リーダーだったジョシュア・ウォン(黄之鋒)氏ら民主活動家3人が香港警察によって相次いで逮捕されたのを受け、総統府の丁允恭報道官は30日、「香港に必要なのは対話と意思疎通であり、弾圧や逮捕ではない」と述べ、北京と香港の両当局に対し、弾圧に代わって対話をするよう呼び掛けた。
ウォン氏が所属する香港の民主派政党、香港衆志(デモシスト)によると、同氏は30日午前7時半頃、地下鉄駅に向かう途中で突然車に押し込まれ、逮捕された。同政党に所属するアグネス・チョウ(周庭)氏も同日午前、自宅で逮捕された。両氏は未許可の集会への参加を煽惑した疑いが持たれている。29日夜には、香港独立を主張する政党、香港民族党の召集人、陳浩天氏が香港を離れようとした際に逮捕された。香港メディアの報道によると、陳氏は暴動参加と警察官襲撃の疑いで捕まったという。
香港では31日に大規模デモが予定されており、香港衆志はフェイスブックで、警察はデモ参加者の逮捕によって萎縮効果や白色テロを生み出しているとし、これに対して「非常に怒りを感じる」と不満を示した。31日のデモの主催者は30日、デモ申請が警察に却下されたなどとして中止を発表した。
ウォン氏は来月初頭に台湾を訪れ、与党・民進党を訪問する予定だった。
(顧セン/編集:名切千絵)
2019-08-30 07:32:00Z
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201908300004.aspx
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