ゴーグルを装着してドローンからの映像を表示するDJI製システムはこれが初めてではなく、2017年にはDJI Gogglesをリリースしていました。しかし、これはドローンレース向けではなく、あくまでもドローンからの映像を体験するためのもの。そのためもあってか、遅延が110msと比較的長いものでした。
しかし新しいDigital FPV Systemでは、レース用ということもあり、アナログシステムと変わらない28msという低遅延を実現しています。
今世代のFPVゴーグルは、720p(120fps、60fps)のストリーミングに対応しており、映像をmicroSDに記録可能。また、ドローン側でも映像をmicroSDに記録が可能で、なおかつそれをゴーグルに挿入しての映像再生も可能です。
カメラは、レースモードと標準、LEDという3つのモードを搭載。レースモードでは、コースの障害物を区別しやすいよう、高彩度な画像を送信します。LEDモードは全体の彩度を下げ、画像のノイズを減らすことで自ユニットの位置を把握しやすくするとのことです。
ドローンに装着するFPVエアユニットには8つの5.8GHzチャンネルが割り当てられており、最大8台のドローンを同時に飛ばせるとのこと。これにより、レース中の干渉を避けるわけですが、他のパイロットのドローン映像を見られるオーディエンスモードも搭載しています。
DJI FPV Systemは、929ドルのFPV Fly More Comboと819ドルのFPV Experience Comboの2種類。 Fly More Comboには、FPVゴーグル、エアーユニット、FPVカメラ、リモートコントローラーが含まれます。Experience Comboにはコントローラーが含まれず、代わりにカメラとエアーユニットが2つになっています。
2019-08-01 10:00:00Z
https://japanese.engadget.com/2019/08/01/dji-fpv/
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