カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された衆院議員秋元司容疑者(48)が2017年9月、衆院選の「陣中見舞い」などとして300万円を受け取ったとされる議員会館での中国企業側との面会について、周囲に「記憶にない」などと説明していることが30日、関係者への取材で分かった。
企業側は贈賄工作を詳細に供述しているもようで、東京地検特捜部は経緯を詳しく捜査している。
接見した弁護人によると、秋元容疑者は中国企業「500ドットコム」の副社長を名乗っていたジェン・シー(37)、顧問の紺野昌彦(48)、仲里勝憲(47)各容疑者=いずれも贈賄容疑で逮捕=と面識があることは認めているが、300万円の授受を「一切ない」と否定。衆院が解散された17年9月28日の議員会館での面会を「記憶にない」と語っている。
18年2月にドットコム社側の負担で出掛けたとされる北海道への家族旅行については、「(支払いは)秘書に任せていた」などとしつつ、費用を負担したとの認識を示しているという。
特捜部の調べでは、秋元容疑者は17年9月28日、衆院第1議員会館5階の自身の議員事務所で、紺野容疑者らから現金300万円を受領した疑いが持たれている。紺野容疑者ら贈賄側は、この日の面会状況や、秋元容疑者を家族旅行に招待した経緯を詳細に供述したもようで、特捜部は議員事務所などの家宅捜索で押収した資料と突き合わせ、汚職の全容解明を進めている。
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2019-12-30 11:35:13Z
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