麻薬取締法違反の罪に問われた、女優・沢尻エリカ被告(33)の初公判。
被告は法廷でどんな様子だったのだろうか。
およそ2カ月半ぶりに姿を見せた沢尻被告は、緊張からか少しこわばった表情で裁判に臨んでいたが、質問には、ドラマのせりふを読み上げるようにしっかりと答えていた。
沢尻エリカ被告は、黒いスーツに白いシャツ、黒いパンプス、黒く染めた長い髪を後ろで1つにまとめ、赤みがかった口紅を塗って出廷した。
沢尻被告は、初公判で起訴内容について、「間違いありません」とはっきりした口調で認めた。
そして、被告人質問では、「自分の中ではコントロールできる、止められると思っていましたが、大きな間違いでした」と話し、「偽りの友情にとらわれ、抜け出すことができませんでした。彼らと過ごした非生産的な日常からは何も生まれず、全てが幻でした。結果、全てが害でした」と述べた。
裁判の最後に、「しっかりと罪の重さを自覚して更生していくことが、自分のできる唯一の償いだと思っています。必ず立ち直っていきたいと思います。全ては自分の甘さが招いた結果です。後悔してもしきれない気持ちでいっぱいです」とゆっくりと謝罪した。
検察側は、「親和性常習性が顕著で再犯の可能性が高い」と指摘。
懲役1年6カ月を求刑した。
薬物をいつごろから使用していたのかについては、検察側が冒頭陳述で、「19歳のころから大麻やコカイン、MDMAなどの違法薬物の使用を続けていた」と指摘したが、その点について、沢尻被告からの供述はなかった。
女優としての復帰については、被告人質問で「女優復帰については考えていません」とはっきりと述べていた。
理由については、「影響力のある立場の人間として、あまりに身勝手な行為で、多くの方を裏切り傷つけてしまい、復帰を語れる資格はないと思います」と話していた。
2020-01-31 08:15:00Z
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