安倍晋三首相は29日、首相官邸で記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための小中学校などの臨時休校要請について「大変な負担をかける」と述べつつも、「集団感染のような事態を起こしてならない」と理解を求めた。保護者の休職に伴う所得減少に対応する新たな助成金制度なども表明した。
首相は27日、「全国全ての小中高、特別支援学校」を対象にした臨時休校要請を表明。保護者の出勤が難しくなるといった問題への対応策が説明されないままの表明だったため、学校現場や保護者らに混乱が広がっていた。
首相は「十分な説明がなかった（というのは）確かにその通り」と、説明不足を認めた。一方で、「判断に時間をかけているいとまはなかった」と釈明した。 強調したのは、保護者向けの支援策。休職に伴う所得の減少に対応する「新たな助成金制度を創設する」とし、「正規・非正規を問わず、しっかり手当てをしていく」と語った。
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2020-02-29 10:03:39Z
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