3月29日から運用が始まる羽田空港の新飛行ルートで、実際の旅客機で東京都心の低空を通る試験飛行が2日午後に初めてあった。試験飛行は管制手順の確認や騒音の影響を測ることが目的。3月11日までに計7日間程度おこなう予定だ。
政府は今年までに訪日外国人客を年間4千万人に増やす目標を掲げる。新ルートによって1時間当たりの発着数が10回増えて最大90回になり、そのほかの運用改善と合わせて、早朝・深夜を除く国際線の発着数は現在の最大年6万回から9万9千回に増える。
新ルートは、新宿駅付近で高さ約1千メートル、恵比寿駅付近で約700メートル、大井町駅付近で約300メートル上空を飛ぶ。大井町駅周辺では、掃除機に相当する最大76~80デシベルの騒音がすることになり、ルート周辺の住民には騒音への懸念が根強くある。
2日の試験飛行は、午後4時20分ごろから約1時間40分実施した。大井町駅付近では、多くの歩行者が「ゴォーッ」という低い音をさせながら近づく飛行機に気づき、足を止めて真上を覆うように通過する様子を見上げていた。
朝日新聞社
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2020-02-02 10:56:53Z
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