ワタシが初めてプレイしたゲームは「スペースインベーダー」。1978年からのゲームキッズ、ジャイアン鈴木です。これまで数多くのゲームをプレイしてきましたが、なかでも一番ハマったゲームは1990年4月20日に発売されたファミリーコンピュータ版「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」(以下FE)です。いまでも色褪せない本作はNintendo Switchやニンテンドー3DSなどでプレイ可能なので、ぜひGWにじっくりと遊んでください。Nintendo Switch Onlineに加入していれば無料でプレイ可能です。当時、戦術シミュレーションゲームは有名どころで「大戦略」(1985年発売)などを筆頭にさまざまな作品がリリースされていましたが、FEが画期的だったのはコマが個性を持ったキャラクターであったこと。戦車や飛行機などのユニットにワタシは感情移入できなかったですが、ファンタジー世界のキャラクターがユニットなら、感情移入どころか、えこひいきしたり、恋心が生まれることさえ必然と言えるでしょう。
主人公であるアリティアの王子マルス。14歳。いま気づいたのですが碇シンジと同い年ですね
そしてFEにはもうひとつ画期的な要素がありました。それはキャラクターが「死ぬ」こと。某大作ファンタジー系ロールプレイングゲームのように「ここはオレにまかせて先に行け!」的に、ストーリーの都合でキャラクターが強制死亡するわけではありません。ユニットの配置ミスで集中攻撃を受けてしまったり、「ひっさつのいちげき」を運悪く連続で受けることで、「戦闘不能」ではなく「死んで」しまうのです。
しかもFEは1ステージごとにセーブしたり、ステージ中に中断することはできましたが、ステージ中のセーブ機能は存在していませんでした。つまり、1~2時間の激闘の末に戦闘がようやく終わろうとしたときにキャラクターが死んでしまい、その者を救いたいのならリセットボタンを押して再挑戦するしかありません。このセーブがないという超ハードなゲームシステムのおかげで、ステージ終盤には後頭部がヒリヒリするような緊張感を味わえます。ただ、Nintendo Switch Online版ではゲームプレイを巻き戻すことができるので、難易度は少し軽減されます。
ちなみにたっくさんの仲間が登場するFEでは、「コイツはいなくなっても、まあいいかな......」的なキャラクターもいるのですが、ゲーム終了後のクレジットで生き残った全キャラクターの後日談が語られるので、完全クリアーを目指すためには誰ひとり失うわけにはいかないのです。
ステージを中断して、再開することは可能ですが、セーブコマンドは用意されていません
ゲームを中断する際などに現われるナビゲーターキャラクターは、無駄に可愛かったです
さてFEの魅力を語るうえで欠かせないのが、メインヒロインの「シーダ王女」。細身の身体をペガサスに預けて自身も戦いに身を投じる気丈なお姫様なのですが、けなげなセリフがたまりません。
まずは、ファミリーコンピュータの限られたグラフィック性能を最大限に引き出したシーダ王女の可憐な姿をご覧ください
国を裏切って海賊に身を落とした少年をいっさい責めることなく秒速で許し、お金を渡して病気の母親のもとへ帰るように諭します。こんなの命を捧げずにはいられませんよね!
敵軍に雇われている傭兵に遭遇しても「私をその剣で好きなようにして・・」という殺し文句で、逆に傭兵の心を殺します。これが計算だったとしたらガクブルです!
ちなみにスーパーファミコン版にリメイクされたFEでは、シーダ王女の可憐さに磨きがかかります
もしFEをプレイしたことがないのなら、「第1部 暗黒戦争編 暗黒竜と光の剣」と「第2部 英雄戦争編 紋章の謎」がセットになったスーパーファミコン版「ファイアーエムブレム 紋章の謎」がオススメです。
しかし、残念ながらNintendo Switchではまだリリースされていないんですよね。とは言え未曾有の品薄状態であるNintendo Switchとは異なり、ニンテンドー3DSは適正価格にて余裕で購入可能。紋章の謎目当てに購入するのはアリだと思います。
ちなみに、続編の「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」では、ゲーム前半でユニット同士の好感度が上がっていると結婚して、後半でその子どもが登場・活躍するという「恋愛システム」が導入されており、こちらもニンテンドー3DSの「ニンテンドーeショップ」で購入可能です。
FEのキャラクターの見た目はアニメ調ですが、戦術シミュレーションゲームとしては非常に難易度が高いです。しかし、じっくり戦術を練れば必ず全キャラクターを生存したままクリアー可能です。筆者は文字がかすれて読めなくなるまで完徹してクリアーしたFEを、ぜひ長いゴールデンウィークを楽しく過ごすためにチャレンジしてみてください。
一刻も早くNintendo Switchでも、紋章の謎と聖戦の系譜をプレイできるようになってほしいですね!
Engadgetライター陣がオンラインでわいわい盛り上がれるゲームから、長時間つぎ込んでコツコツ攻略する大作まで幅広くご紹介します。おすすめゲームの紹介記事はコチラからご確認ください。
2020-05-02 03:33:26Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiSmh0dHBzOi8vamFwYW5lc2UuZW5nYWRnZXQuY29tL2pwLTIwMjAtMDUtMDEtbmludGVuZG8tc3dpdGNoLW9ubGluZS1ndy5odG1s0gEA?oc=5
No comments:
Post a Comment