
新型コロナウイルス対策で公立小中学校の休校が異例の長期に及ぶ中、感染者数の少ない地域では、分散登校などで今月中に授業を再開する動きが出てきた。一方で対応を決めかねている自治体も多く、十四日に国が緊急事態宣言の一部解除を表明する中で、よりどころとなる何らかの方針が示されるのではと期待する声が上がった。 (新型コロナウイルス問題取材班)
■授業実施
十八日から全小中学校で分散登校を開始し授業を行うと決めたのは、秩父市。六月一日に学校を全面再開するための準備と位置付ける。市内の感染者は十三日現在二人のみで、新たな発生は一カ月以上判明していない。
教室が密になるのを防ぐため、クラスを半分に分け、一日おきに登校させる。小学校は午前中の四時間、中学校は五時間授業を想定し、パンと牛乳の給食も提供。中学校の部活動は実施しない。市教委の担当者は「これだけ休校が長くなると、新入生はもちろん、ほかの児童生徒も学校生活が不安になる。心のケアと学力向上の両面で準備期間が必要だと判断した」と話す。
授業では、前年度にやり残した分や、新しい学年での学習内容も教える。登校は強制ではなく、コロナへの不安で来ない子どもたちのために授業を動画に撮ったりプリントにまとめたり各校で工夫するという。
■学力保障
感染者ゼロの東秩父村は、二十五日から小中学校を再開予定だ。当面、授業は午前中の四時間とし、給食も実施する。担当者は「給食再開には準備が必要。状況を見ながら二十日ごろには決定したい」と話した。
各校の判断に任せた羽生市では、二つの小学校が子ども一人一人を日時を決めて登校させ、三十分程度、教師が個別に教える学習支援を実施。蓮田市は中三と小一に限り、十八日から平日午前、希望登校を行う。小一は学校生活に慣れることが目的だが、高校受験を控えた中三は五教科を中心に復習する期間とする。市教委は「少しでも学力を保障するためだが、あくまでも希望者が対象で授業ではない」と説明する。
■国の動向待ち
決めかねている自治体も。上里町の担当者は「再開して、もし集団感染が発生したらという怖さがある」と打ち明けた。「保護者は賛否両論で、市としても科学的な根拠は示せない。十四日の国の方針を待つのも手だ」という市も。三郷市の担当者も「分散登校での授業も検討はしているが、国や県の動向を待ちたい」と話した。
県内で最も感染者数の多いさいたま市は、国が示す分散登校や、小一、小六、中三の優先登校の予定はないと明言。市教委は「登校による感染リスクがいまだ高い可能性がある」とし、授業動画での自宅学習などを実施している。
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May 14, 2020 at 05:13AM
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新型コロナ>授業再開 いつ? 秩父市、18日から分散登校:埼玉(TOKYO Web) - 東京新聞
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