新型コロナウイルスが大学の馬術部に影響を及ぼしている。餌代などの管理費や大会出場のための輸送費の一部を負担する部員は活動の自粛によって、競技会の運営補助や馬関係のアルバイトなどの主要な収入源を断たれた。ピンチを寄付金でしのいでいるものの限界があり、「いつ元通りになるのか」と先行きに不安を抱える。
「このままだと馬にやる餌がなくなる」。６頭を所有する静岡大は一時、餌代が６月中に尽きるという状況に追い込まれた。年間で約２５０万円がかかり、医療費や装蹄（そうてい）代などを加えると計約４８０万円が必要。３００万円以上は学生のバイトで賄う予定だったが、収入が大幅に減り、経済的な負担増を理由に辞める部員も出た。
危機感を抱いた顧問の河岸洋和教授（６３）が窮状を訴えると、県内外から２０００件以上の寄付の申し出があり、当面の活動資金を確保できた。「皆さんの協力で馬の命を守ることができた。飼育環境の改善などに使いたい」と感謝する。
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June 30, 2020 at 10:31AM
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コロナ禍、大学馬術部にも 「いつ元通りになるのか」 バイト休止で餌代や輸送費ピンチに ／静岡 - 毎日新聞
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