新百景>子どもセンター「らいつ」(石巻市立町1丁目)



<夢とアイデアを具現化>
吹き抜け構造で館内全体とつながるロビー、天井が低く隠れ部屋のような雰囲気の図書コーナー、真っ赤な内装の防音室。石巻市子どもセンター「らいつ」は子どもたちの夢とアイデアを具現化した児童館だ。
東日本大震災からの復興を支援するNPO法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(東京)が企業の援助を受けて建設し、2013年12月に市に寄贈した。
イベント会場になるギャラリーやバスケットゴールを備えたスポーツ室など、施設の機能やデザインは市内の小中学生が話し合って決めた。現在も子どもたちが運営ルールを考える。
学区や年齢の隔てはない。乳幼児から高校生までが自由に集い、思い思いの時間を過ごす。
職員の中田心さん(27)は「家や学校とは別の気軽に訪れられる居場所でありたい。子どもの権利を大切にして運営している」と優しく見守る。
2020年06月10日水曜日
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June 10, 2020 at 09:13AM
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