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Saturday, June 20, 2020

大谷翔平は自身のピークをいつと捉えているのか?(GOETHE) - Yahoo!ニュース

幾多の試練を乗り越えながら、着実にスーパースターへの階段を上り続けるメジャーリーガー・大谷翔平。現在は、新型コロナウイルスの影響でシーズンの開幕が不透明となっているなか、アメリカで準備を整えている。今だからこそビジネスパーソンが見習うべき、大谷の実践的行動学とは? 日本ハム時代から“大谷番“として現場で取材するスポーツニッポン柳原直之記者が解き明かす。

肉体と技術がかみ合う年齢

2020年7月5日。大谷翔平が26歳の誕生日を迎える。筆者が初めて取材した時はプロ1年目オフの19歳だった。月並みな感想で恐縮だが、時が経つのは本当に早い。あの大谷がプロ野球選手としてもう“バリバリの若手“とは呼べない年齢にさしかかっている。 プロ野球選手のピークはいつか。大谷に自身の考えを語ってもらったことがある。'15年1月1日付のスポニチで野球評論家の石井一久氏(現楽天GM)との対談が実現した時のことだ。石井氏に「僕がメジャーに行ったのは28歳だけど、自分の中ではタイミングが一つ遅かった。大谷君は自分のピークはどう考える?」と質問。大谷は「肉体的にはやっぱり26歳とか27歳なのかなと。でも、技術とかみ合うという意味では27歳から30歳くらいかと感じています」と答えている。 23歳でメジャー移籍し、1年目の'18年から投打二刀流で大リーグを席巻。右肘手術の影響で打者に専念した翌'19年は日本選手初のサイクル安打を達成するなど、目まぐるしい活躍に毎年、心が踊らされた。先輩記者に「大谷は凄すぎてもはや何が凄いのか分からなくなったな」と言われたことがあるが、まさにその通りだ。しかも、恐らく本人は満足していない。まだ大谷が語る“肉体的ピーク“を迎えていないことに改めて驚かされる。 さらに、この対談の続き。石井氏が「僕も(体力が)落ちたかなと思ったのは28歳の時くらい。27、28歳くらいの時はどういう選手になっていたい?」と質問すると、大谷は「やっぱり肉体的にはピークを迎えた頃だと思うので、そこに技術を間に合わせたいです。なかなか難しいと思うんですけど」と回答している。

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