2020年度スタートのプログラミング教育。併せて、STEM教育も注目されている。次世代を担う小学生はどんなアイテムで、何を学ぶのか。最前線を追った。
プログラミング教育の、取り組み
2020年度スタートのプログラミング教育。それに先駆けて、すでに様々な小学校で独自の取り組みや研究授業などが行なわれている。
例えば、算数の授業でプログラミングツールを使って正三角形の意味をもとに正三角形を書く、音楽の授業でリズムパターンを組み合わせて音楽を作る、総合的な学習として児童ひとりひとりがゲームなどのデジタル作品を制作するなどだ。
ツールとしてよく使われているのが、「Scratch」。これは、米・マサチューセッツ工科大学が作った初心者向けの「ビジュアルプログラミング」のひとつで、無料ということもあり、世界的に有名で人気がある。「NHK for school」の「Why!?プログラミング」にも登場している。
通常のプログラミングと違い、英数字を使ってコードを書く必要はなく、かわいいブロックを組み合わせてプログラミングするので、誰でも簡単にゲームを作れるのが魅力だ。
ただし、「コードを書く」という作業はないし、HTMLとCSSのようなプログラミング言語も一切登場しないので、いわゆるプログラミングができるようになるという目的には適っていない。文科省では「プログラミングの楽しさや面白さ、達成感などを味わえる題材などでプログラミングを体験する」「各教科等におけるプログラミングに関する学習活動の実施に先立って、プログラミング言語やプログラミング技能の基礎についての学習を実施する」ことを目的としているので、プログラミングに興味を持つための最初の入り口として利用しているのだろう。
STEM教育からSTEAM教育へ
2011年の米・オバマ大統領(当時)の演説で、世界中から注目を集めたSTEM教育。STEMとは「Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Mathematics(数学)」を指す。
日本でも小学校プログラミング教育の必修化やGIGAスクール構想(文科省発表。全国の小・中学校で、1人1台のPCやタブレットなどを用意し、クラウド活用を前提とした高速ネットワーク環境などを整備する計画)のほか、「STEM入試」を実施する私立中学校もあるなど、徐々に広がりを見せている。
最近ではArt(芸術)のAを加えて、「STEAM教育」の必要性も問われている。これが今後、学校教育現場で主流になるという見方もある。
科学や工学の知見に加え、Artという、論理的な思考だけでは生み出すことができない、クリエイティブな領域も刺激する教育プログラムが着々と積み上げられているのだ。この流れを受けて、民間でも様々なプログラムがすでに実施されている。
パソコンを使う授業は、子供たちに人気。全員で一斉に学ぶ授業以外に、課内クラブで「もっと詳しく学びたい」という子も増えている。
民間でも、理系脳を育む講座やイベントが人気。「なりきり道場」では、データを参考に子供たちがコンビニ出店について知恵を絞る。(写真提供:データサイエンティスト協会)
取材・文/ひだいますみ 写真/PIXTA
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June 18, 2020 at 08:09AM
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理系脳をどうやって育む?今年度からスタートした小学生のSTEM教育が目指すもの - @DIME
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