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Saturday, June 27, 2020

美川の定置網、不安の船出 港の土砂撤去 「いつまた堆積するか」(北國新聞社) - Yahoo!ニュース

 白山市の美川漁港で操業する唯一の定置網漁船「美川丸」が26日までに今季の漁を開始した。同港では近年、航路に土砂がたまって出港できず、市外の港に拠点を移す船が出ている。美川丸も一時、小松市安宅漁港に移る準備を進めたが、出漁前に浚渫(しゅんせつ)工事が完了し、美川漁港にとどまった。土砂堆積の原因は分からず、漁師は「いつ出られなくなるか分からない」と不安を抱えながら海に出ている。

 白山市によると、美川漁港周辺は手取川から流れてきた土砂に加え、しけで海から押し戻された土砂がたまりやすい。そのため市は、漁期前の毎年3、4月に浚渫を行い、安全に出港できる水深2~2・5メートルを確保してきた。

 美川丸の船頭、浜辺修治さん(52)=白山市美川永代町=によると、美川漁港では2015年ごろから海底が浅くなり、大雨の後に航路が土砂で埋まることがあった。浜辺さんの船は、ほかの小型船より一回り大きく、船底を引っ掛けながら漁を続けていたが、昨年は漁期の途中で船底に穴が空き、修理のため、同9月で打ち切った。

 ほかの船でも船底やスクリューを損傷する被害があり、昨年にはマダイ漁船「第五幸福丸」が加賀市の橋立漁港に拠点を移した。浜辺さんも「いつまた船が壊れるか分からない」として、小松市の安宅漁港に拠点を移し、出漁の準備を進めていたが、土砂が除去されたため、美川漁港に戻った。

 浜辺さんは5月10日から、美川の沖合3キロで漁を始め、今の時期はアジやアカイカを美川漁港に水揚げしている。今のところ、土砂に悩まされることはないが、土砂が堆積すれば、安全に出港できる安宅漁港での操業を再び検討するという。

 白山市によると、土砂がたまる原因は特定できておらず、昨年は7月と9月にも追加の浚渫工事を行った。手取川を管理する国交省も河口にたまる土砂の掘削工事を定期的に進めている。市の担当者は「漁業者から要望があれば、追加の浚渫工事を行っていきたい」と話した。

北國新聞社

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