Pages

Saturday, July 18, 2020

続く断水「いつ日常が戻るのか」 豪雨被災の大分県内3市町87世帯 - 大分合同新聞

給水所になっている日田市天瀬振興局で、持ち込んだペットボトルに水を入れる男性=17日、日田市天瀬町桜竹

給水所になっている日田市天瀬振興局で、持ち込んだペットボトルに水を入れる男性=17日、日田市天瀬町桜竹

  • 給水所になっている日田市天瀬振興局で、持ち込んだペットボトルに水を入れる男性=17日、日田市天瀬町桜竹
  • 続く断水「いつ日常が戻るのか」 豪雨被災の大分県内3市町87世帯

 記録的な大雨に見舞われた日田、玖珠、竹田3市町の被災地で断水が続いている。大分県のまとめ(17日夕時点)では計87世帯194人が影響を受け、自治体が応急的に設けた給水所で水をくむなどしてしのいでいる。対象地域では自宅の浸水や損壊といった被害を受けた人は少ないものの、「水がないと何をするにも困る」「いつ日常が戻るのか」。不便な生活を余儀なくされている。
 県などによると、6日以降の土砂崩れや河川の氾濫で各地の配水管などが破損し、9日までに由布市と九重町も含む計3千世帯余りが断水した。多くは既に復旧したものの、被災規模が大きく修復が困難な地域が残っている。
 日田市は天瀬地区の玖珠川沿いにある35世帯(75人)で水道が止まっている。大きな浸水被害が出た天ケ瀬温泉街の下流に当たり、埋設していた配水管が川の護岸と一緒に崩落した。市は約900メートルの仮設管を取り付ける工事を進め、完成は21日になる予定だ。
 地元のコンビニ経営安永徹さん(80)は「トイレと洗濯が一番困る。何とか辛抱してしのいでいる」。毎日、自宅から約1キロ離れた市天瀬振興局で40リットルの漬物おけやポリタンクに水を入れている。
 自宅隣の店で使うエアコンの室外機から出てくる水もため、生活用水に使用。洗濯物は市中心部の親族の家に持ち込んで洗っている。
 早期の解消を願いつつ、被災地域の復旧作業も気に掛かる。「温泉街の状況を見たら…。早く光が戻ってほしい」と祈った。
 玖珠町も玖珠川に近い矢野釣(やのつる)地区など4集落で計40世帯83人に影響が出ている。住民らによると、水道設備は地区や個人が所有している。パイプが流失し、これまで使っていなかったボーリング設備を動かして水を確保した集落もある。
 矢野釣地区の無職田中孝雄さん(68)は自宅そばに玖珠川が流れる。「川の水が上がってきたのも怖かったが、水がないのも大変」。屋根から落ちる雨水もバケツにためて利用してきた。
 知人や県外にいる子どもらがペットボトルの飲料を送ってくれるのが「ありがたい」。
 被災から10日以上。復旧時期はまだ分からない。「もうしばらく頑張らないと」と水の出ない蛇口を見詰めた。 

<メモ>
 県のまとめ(17日夕時点)によると、断水しているのは▽日田市天瀬地区 35世帯75人▽玖珠町杉河内地区 15世帯15人▽同町西応寺地区 13世帯45人▽同町矢野釣地区 6世帯16人▽同町滝瀬地区 6世帯7人▽竹田市直入町籾山(もみやま)地区 12世帯36人。竹田市によると、籾山地区は近くの湧き水を利用しており、復旧は1、2週間後を見込んでいる。

※この記事は、7月19日 大分合同新聞 1ページに掲載されています。

ニュース
続く断水「いつ日常が戻るのか」 豪雨被災の大分県内3市町87世帯 7月19日 3時1分
温泉街、将来のリーダーとして期待 豪雨で不明、湯平の渡辺健太さん 7月18日 3時1分
日田彦山線のBRT転換決定 自治体とJR合意、23年完成目指す 7月17日 3時1分
大分川、急激に水位上昇 2時間弱で2.63メートル、挟間の観測所 7月16日 3時1分
大分県教委汚職求償権訴訟、元審議監への請求増額 最高裁、県に2684万円命じる 7月15日 3時1分

Let's block ads! (Why?)



"いつ" - Google ニュース
July 19, 2020 at 01:14AM
https://ift.tt/3hiVnwT

続く断水「いつ日常が戻るのか」 豪雨被災の大分県内3市町87世帯 - 大分合同新聞
"いつ" - Google ニュース
https://ift.tt/2N6plI8
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment