俳優の菅田将暉と女優の小松菜奈がW主演を務める映画『糸』の初日舞台挨拶が21日、都内にて開催。菅田、小松、斎藤工、榮倉奈々が出席した。
中島みゆきの名曲『糸』をモチーフに、平成元年生まれの男女が平成の31年間の中で出逢い、別れ、そして再びめぐり逢うまでの18年間を描いた同作。新型コロナウイルス感染拡大の影響で約4ヶ月の延期を経て、この日ついに公開初日を迎えた。
イベントは無観客で行われ、その様子を全国111館の劇場へと生中継。初日から興行収入20億円を狙える大ヒットスタートとなったとMCが告げると、菅田は「いきなり金額言っちゃうんですね。お金の話から。そういうのは裏で言うもんかなと思ってたんで。わざわざ1万人の皆さんの前で言わなくても」と苦笑した。
また小松は「昨日眠れませんでした。もう1時間ごとに目覚めちゃって、ソワソワしちゃって」と告白。続けて「4月は本当は公開だったんですけど、コロナっていう状況もあって、でもそれを経て、この映画っていうのはこのタイミングで良かったのかなって。すごく意味がちゃんと伝わってくれるんじゃないかなと思います」と同作が今公開されることについて持論を語った。
前日に眠れなかったという小松の言葉を受け、斎藤は「昨日たっぷり眠りました。いつも以上に寝れた気がします。ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返して」と笑いを誘い、「でも作品に対する思いは人一倍持ってるつもりです。斎藤工です」とコメント。斎藤を見つめていた菅田が「たぶんノンレムの下りは逆効果でしたね」と指摘すると、斎藤は「そうですね。たしかに。言ってて気づきました」と同調した。
両親が同作を見たという菅田は「うちの両親観てくれたみたいで『すっごい泣いた』って言ってました。映画館のトイレで。『トイレで涙止まんなかった』って言ってました、ウチの母は」と報告。「ずーっと親とかには『もっと優しい映画作ってよ』って言われてたんですよ。たしかにそう考えてみたらハードな映画が多かったなとかも思うので、『(今作は)ちゃんと響いたんだな』ってすごい嬉しかったですね」と感慨深げに話した。
榮倉との初共演については「僕も初めての父親役っていうこともあったので、“家庭”っていう部分では全乗っかりといいますか、娘さんの接し方だったりとかは現場で榮倉さんを見ながらマネしていったような感じでしたね」と、父親を演じるにあたり、1児の母である榮倉を参考にしたという。榮倉が「でも(子役が)すごい懐いてましたよね。お母さんのところに行かないで菅田くんの隣にずっといてね」と現場の様子を明かすと、菅田は「あれは無理やり僕が返さなかった」と打ち明け、榮倉は「そうなんだ!」と笑っていた。
さらに、役作りのため臨んだ過酷な減量が話題となった榮倉は「なんか記事に取り上げていただいてから、友達から『私もダイエット頑張らなきゃ』ってメールが来て、そういうことじゃないんだけどって思いながら(笑)。そう思ってる人いっぱいいるんだろうなって思って、この話するのどうなんだろうって思うんですけど...」とためらいつつ、「台本に『痩せている姿』っていうのがあったので、『これは痩せなきゃいけないんだ』って思ってたから、一番最初にめっちゃ太ってクランクインしようと思ったんですよ。そしたら差が出るじゃないですか。けど気づいたらクランクインしてて全然太れなくて(笑)」と回想。あくまで撮影期間中の減量であったとして「1ヶ月もあれは無理です。あんなに保てないです」と振り返っていた。
映画『糸』は8月21日より全国東宝系にてロードショー。
2020-08-21 11:41:00Z
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