『フォートナイト』にて9月1日、ブラックパンサーの像が出現した。『フォートナイト』チャプター2シーズン4ではMARVELとの大規模なクロスオーバーが実現され、マーベルヒーローに関連したロケーションが続々登場している。とくにブラックパンサーの像は注目を集めているようだ。
ブラックパンサーの像「パンサー プラウル」は『フォートナイト』のマップの南、ミスティ・メドウズの西側に現れた。クロヒョウをかたどったこの像は、周辺でジャングルを感じさせるBGMが再生されたりと手の込んだつくり。像の中には紫色の光が輝き、特殊な物質から加工されたようにも見える。
ブラックパンサーは、マーベル・シネマティック・ユニバース版「ブラックパンサー」と、同名のコミックの主人公だ。本名はティ・チャラ。世界でもっとも発達した技術を持ちながら、隔絶されたアフリカの架空の国家ワカンダの王である。この国でのみ産出される特殊な金属ヴィヴラニウムのスーツをまとい、天才的な知性と鍛え抜かれた格闘術で戦うスーパーヒーローだ。
2018年に公開された映画「ブラックパンサー」は、世界中で大ヒットし全世界で130億ドルの興行収入と、アメコミヒーロー映画では初のアカデミー賞作品賞候補という快挙を達成した作品。そして主役であるブラックパンサーを演じたのが、俳優チャドウィック・ボーズマン氏だ。残念ながらチャドウィック・ボーズマン氏は8月28日、大腸がんにより43歳の若さで死去した。黒いヒョウの像が現れたのは、同氏が亡くなってからわずか4日後のことである。
ただしEpic Gamesはボーズマン氏の訃報をうけて、突然ブラックパンサーの像を設置したわけではない。この像の追加は、シーズン4が始まるずっと前から決定していたようだ。Epic Gamesは海外メディアKotakuに対しコメントを出している。「世界中の人々と同様、チャドウィック・ボーズマン氏の死去を知って悲しみにつつまれています。ブラックパンサーのモニュメントは、チャプター2シーズン4のナラティブの一環として追加されました」。
偶然にもEpic Gamesによるブラックパンサーのモニュメント追加と、ボーズマン氏の訃報が時期的に重なってしまったのだ。それでもブラックパンサーの像をマップで見かければ、同氏を思い出さずにはいられない。人格者でもあったボーズマン氏とブラックパンサーを重ねて見る人は多いのだろう。TwitterとReddit上ではブラックパンサー像の画像を添えて彼に哀悼の意を示す投稿がされている。ボーズマン氏への追悼は沢山の人がSNS上で行っていたが、それの『フォートナイト』版といったところだろう。こちらについてはEurogamerなどが報じている。
『フォートナイト』ではシーズン4の開始からブラックパンサーの像を筆頭に、毎日のようにマップが変化している。たとえばアントマンをテーマにした「アントマナー」が、ウィーピングウッズの北に登場中だ。巨大な犬小屋が設置され、自分がアリのように小さく感じられるロケーションとなっている。ほかにもアイアンマンの設置した装置が、島の各地で確認されていたりと、次々と新要素が追加されている。『フォートナイト』チャプター2シーズン4の今後の展開からも目が離せない。
2020-09-02 07:10:33Z
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