女優・蒼井優(35)が9日、主演映画「スパイの妻」(10月16日公開、監督黒沢清)のベネチア国際映画祭の公式会見に、都内からオンラインで参加した。
同作はコンペに出品されており、蒼井は本来なら現地で会見を受けるはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で出席を断念。蒼井のほか、高橋一生(39)、黒沢監督が東京からの会見に登壇した。
戦時中、国家機密を偶然、知ってしまったために、事のてん末を世に知らしめようと奮闘する夫・優作(高橋)と、運命にほんろうされる妻の聡子(蒼井)をめぐるサスペンス。
ワンピース姿で登壇した蒼井は、高橋との劇中の関係性について、「ずっと『優作さんがいて自分がいる』という感覚で生きてたのが、途中から『優作さんの目になってるような感じがして』というせりふがあるんですけど。ともに生きる喜び、一緒に何かを成し遂げようとする喜び、一心同体になっていく喜びが物語を動かしていくと思う」と説明。「私はとても怠け者なんですけど、聡子の生命力に負けないように、衝動に置いていかれないように演じたつもりです」と胸を張った。
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2020-09-09 11:48:00Z
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