東京都内で新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、医療提供体制がひっ迫するなか、小池知事は臨時で記者会見を開き、「かつてない大きさの第3波が襲いかかってきている。いつ感染爆発が起きても誰が感染していてもおかしくない状況だ。この年末年始が分水嶺(れい)だ」と述べ、年末年始は家で静かに過ごし、忘年会や新年会、会食などは行わないよう強く呼びかけました。
会見の冒頭、小池知事は「ことし最後の記者会見だが事態は大変厳しいとお伝えしなければならない。今、重要な局面にあることから臨時会見の形をとった」と述べました。
また、イギリスや南アフリカで見つかっている変異ウイルスが日本でも確認されたことについても触れ、「2つの『未知』に直面している。変異ウイルスが出てきている。また、コロナ禍で初めて経験する冬の寒さだ。未知の課題に対して最大級の警戒と備えが必要だ」と述べました。
そのうえで、「かつてない大きさの第3波が襲いかかってきている。いつ感染爆発が起きても誰が感染していてもおかしくない状況にあることを確認しなければいけない」と述べ、強い危機感を示しました。
また、若い世代に向けた呼びかけとして「コロナを甘く見ず、夜間の外出はしばらく『なし』にしてください。若いから大丈夫では決してありません。こんなはずではなかったと思ったときにはもう遅い。皆さん自身の将来を守るために日々の行動を改めて見直してください」と呼びかけました。
さらに、「ここで感染を抑えなければ、ますます厳しい局面に直面する。緊急事態宣言の発出を要請せざるを得なくなる。何としても回避しなければならない。この年末年始が感染拡大を食い止められるか否かの分水嶺だ。命を優先してほしい」と呼びかけ、年末年始は家族で静かに過ごす「ステイホーム」を徹底し、忘年会や新年会は行わず、会食も絶対に開かないよう呼びかけました。
東京都の小池知事は、都庁で記者団に対し、「年末年始が『分水嶺(れい)』になると臨時会見でお伝えした。これからお正月だが、おせちもいつもの家族で召し上がっていただき、ぜひお箸を分けてほしい」と述べ、久しぶりに会う人と会食などはせず、ふだんから会う家族と自宅で静かに過ごしてほしいと重ねて呼びかけました。
また、「高齢の方や持病のある方がいる家庭では特に気をつけて、家のなかでもマスクをつけてほしい」と述べ、特に感染防止対策を徹底するよう呼びかけました。
さらに「来年こそはいい年にするためにも、大みそか、正月と、感染症防止対策に気を遣って頂ければと思う」と述べました。
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