Nippon News Network(NNN)
新型コロナウイルスのワクチン接種は医療従事者から高齢者への優先接種の段階に進む中、訪問介護をするヘルパーは接種のメドがたっていません。その現場を取材しました。 16日、緊急事態宣言の対象に追加された北海道。 本間健司さん「自分の知っている施設だったり、その場所の名前が出ると、やっぱり(感染が近くに)あるんだなっていうのは常に思いますよね」 こう話すのは、北海道旭川市内の訪問介護のヘルパー、本間健司さん(33)。本間さんは、高齢者や難病患者らおよそ10人の自宅を訪問し、身支度や食事などの介助をしています。 17日、本間さんが訪れたのは下田昇兵さん(33)。脊髄小脳変性症という難病で、訪問介護のヘルパーや看護師などに支えられてひとりで暮らしています。下田さんは、病気の進行により話すことができないため、コミュニケーションはタブレットで行います。本間さんについては…。 下田さん「年齢や感覚が近いこともあり、少しの動作やきっかけで自分の伝えたいことを理解しようとしてくれます」 本間さんは、ベッドから車いすへの移動、食事や歯磨きなどの手伝いをしています。密着しての介助は不可欠。また、下田さんのお宅を訪れるのはヘルパーの本間さんだけでなく…。 相談支援専門員・藤田大さん(34)「支援者(看護師やヘルパーなど)についても結構多くいるので、毎日4~5事業所入っています」 看護師やリハビリのための理学療法士などその数およそ20人。 本間健司さん「他の家に(ウイルスを)持って行かないという、持ち出さないし持って行かないようにするために、日々何回も(服を)交換したり、もちろん着替えも準備したりという形でやっています」 高齢者や持病のある重症化リスクの高い複数の利用者の家を訪問。自分がコロナに感染すると、多くの人に影響が出てしまうのです。 そのため、ワクチンの早い接種が望まれています。しかし…。 本間健司さん「(介護ヘルパーは)濃厚接触だけど(ワクチン接種は)まだまだ先なんです」 旭川市によりますと、厚労省の指針では、訪問の介護に従事する人は、「高齢者施設等の従事者」にあたります。つまり、ワクチンが接種できるのは、高齢者接種の後、「基礎疾患のある人」と同じタイミングで、まだメドはたっていません。 本間健司さん「(ワクチン接種が)早くスムーズにいって、自分の順番が回ってくるのがいいかなと思っています」 ワクチン接種がいつになるのか分からず、介護の現場では緊張を強いられる日々が続いています。
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