ワールドシリーズが終わると、アウォードの受賞者が相次いで発表される（ロベルト・クレメンテ賞など、すでに発表されているアウォードもある）。主なアウォードの発表スケジュールは、もしかすると変更の可能性もあるが、以下のとおりだ日付は現地時間なので、日本ではその「翌日」となる。
11月７日■ゴールドグラブ
11月11日■シルバースラッガー
11月15日■新人王
11月16日■最優秀監督
11月17日■サイ・ヤング賞
11月18日■MVP
ゴールドグラブとシルバースラッガーは、すでにファイナリストが発表されている。新人王、最優秀監督、サイ・ヤング賞、MVPのファイナリスト発表は、11月８日だ。これらのファイナリストは、いずれも基本的にリーグ３名。受賞者と２位と３位で、３名のなかから改めて選ぶわけではない。
ア・リーグのMVPは、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）で間違いないだろう。そう考える理由については、９月半ばに「ゲレーロJr.が三冠王の場合、大谷はMVPを受賞できる!?」で書いた。ナ・リーグは、ブライス・ハーパー（フィラデルフィア・フィリーズ）、ホアン・ソト（ワシントン・ナショナルズ）、トレイ・ターナー（ナショナルズ／ロサンゼルス・ドジャース）、フェルナンド・タティースJr.（サンディエゴ・パドレス）の誰かではないか。読みにくいところだが、ソトが受賞すると予想する。
大谷は、シルバースラッガーも手にするに違いない。ＤＨ部門のファイナリストは、大谷、ヨーダン・アルバレス（ヒューストン・アストロズ）、ジャンカルロ・スタントン（ニューヨーク・ヤンキース）、ジョーイ・ギャロ（テキサス・レンジャーズ／ヤンキース）に、ロベルト・クレメンテ賞を受賞したネルソン・クルーズ（ミネソタ・ツインズ／タンパベイ・レイズ）の５人だ。ア・リーグのシルバースラッガーに、投手部門はない。
エンジェルスでシルバースラッガーのファイナリストに挙がっているのは、大谷だけだ。一方、ゴールドグラブのファイナリストは２人。一塁手部門と二塁手部門に、それぞれ、ジャレッド・ウォルシュとデビッド・フレッチャーが名を連ねる。どちらも、これまでに受賞したことはない。
エンジェルスのジョー・マッドン監督は、最優秀監督に３度選ばれている。タンパベイ・レイズ時代の2008年と2011年、シカゴ・カブス時代の2015年だ。ただ、４度目は、あるとしても来シーズン以降になるはずだ。サイ・ヤング賞と新人王を受賞しそうな選手は、エンジェルスには見当たらない。
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