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Tuesday, February 1, 2022

ソニーがバンジーを約4100億円で買収。『Destiny 2』は今後もマルチプラットフォーム継続 - Engadget日本版

ソニーがバンジーを約4100億円で買収。『Destiny 2』は今後もマルチプラットフォーム継続 - Engadget日本版

Bungie PlayStation

Bungie PlayStation

ソニーが『Destiny 2』の Bungie, LLC (バンジー)を買収します。金額は36億ドル、約4140億円。

BungieのCEO Pete Parsonsは買収を発表したBlogのなかで、PlayStation Studiosの一員に加わるものの、今後もクリエイティブ面では独立して開発し、自社パブリッシュを継続すると述べています。

Bungieが現時点で運営している唯一のゲーム『Destiny 2』については、

  • 今後もマルチプラットフォーム展開を継続。PlayStation独占にはならない

  • クロスプレイやクロスセーブも維持

  • 新規コンテンツやアップデートも全プラットフォームで提供し、ゲーム内容やコンテンツに差を設けない

ことを明言しています。

Bungie PlayStation

Bungie PlayStation

バンジーは1991年に創業した米国のゲーム開発スタジオ。初期はMac OS向けFPSの『Marathon』シリーズ やストラテジー『Myth』シリーズで注目を集め、2001年にはマイクロソフトにより買収されています。

この買収により、当時 MacやWindows向けに開発中だった『Halo: Combat Evolved』は初代 Xbox独占の目玉タイトルとなり、現在まで続くマイクロソフトの看板シリーズになりました。

マイクロソフト傘下の時代には続いて『Halo 2』『Halo 3』を開発。『Halo 3』発売直後にマイクロソフトから再び独立し、マイクロソフトがパブリッシュ(販売)するHaloシリーズの外伝作『Halo 3:ODST』『Halo: Reach』までを開発元として手掛けています。

Halo 3

Halo 3

独立後の2010年には、アクティビジョン・ブリザードと10年間のパブリッシング契約を締結。2013年には現在まで続く新たな独自シリーズ『Destiny』を発表しました。

『Halo』シリーズの諸権利はマイクロソフトに残りましたが、アクティビジョン・ブリザードとの契約では新規IPをバンジーが保有する条件であったため、2019年にパブリッシング契約を終了したのちも、『Destiny 2』はバンジーの自社パブリッシュ作品として展開しています。

このように買収の歴史があっても企業文化やクリエイティブ面では独立志向が高く、ソニーによる買収後も自社パブリッシュ・マルチプラットフォームを継続する方針 / 条件も理解できます。

Bungieは買収発表と同時に、今後の Destiny 2 の展開についてのFAQを公開しています。そちらによれば、今後もプレイステーション独占にはしない、SteamもXboxもStadiaもサポートを継続、クロスプレイやクロスセーブ継続、今後のアップデートや追加コンテンツも差をつけない、といった点を明確にしています。

面白いのは、『Destiny 2』についてではなく「Bungieが開発中の将来のゲームは PlayStation独占になりますか?」項目があること。回答は「いいえ」。

とはいえ、PlayStation独占にならない = 現在 Destiny 2 が遊べる全プラットフォームまたは将来の主要プラットフォームすべてで展開する、とは限らないため、たとえば『Destiny 3』(仮)のような新作を発表したとして、コンソールではPS独占にしつつ、PCでも展開するからマルチプラットフォーム維持という可能性も考えられます。

マイクロソフト、約7.8兆円でアクティビジョン・ブリザード買収へ。CoDやディアブロ、オーバーウォッチ等を獲得

Destiny 2: Our Shared Vision > News | Bungie.net

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2022-02-01 10:50:39Z
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