沼津市は1日、人気観光地の沼津港を訪れる車のナンバーを読み取り、観光客の居住地域や滞在時間、混雑状況を調査する社会実験を開始した。同市に事業所を置くIHI(本社・東京)がデータ分析に協力し、休日を中心に深刻な同港周辺の渋滞解消の方策や、新たな交通体系の構築を検討する材料とする。
実験は市と民間企業が情報通信技術(ICT)を活用する取り組み「X―Tech NUMAZU(クロステックヌマヅ)」の一環で、来年1月末まで実施する。
沼津港へ車で向かう人の多くが通過する「港八十三番地」前の電柱に、進入と退出の両方をとらえる車番認証カメラ2台を設置した。カメラは人工知能(AI)を使い、通過する車のナンバーの地名と番号を読み取る。IHIが提供するシステムで、沼津港に入った時刻と出た時刻を自動で解析し、滞在時間や来訪の時間帯、曜日別、地域別の来場時刻などを解析する。
市によると、これまで沼津港を訪れる観光客の曜日別や時間別の正確なデータはなかったという。市まちづくり政策課の遠藤重由交通政策室長は「混雑する時間帯や、観光客の在住地域を正確に把握することで、沼津港への最適な交通アクセスが何かを検証したい」と期待する。
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