コロナ禍で感染症への関心が高まる中、ヨーロッパを中心に市中感染が拡大し、国内でも7月に初めて感染者が確認された「サル痘」。一体どのようなものなのか。新型コロナとはどう違うのか、取材した。
サル痘はリスなどげっ歯類の動物が持つウイルスで、1970年に初めてヒトへの感染が確認された。西アフリカで地域的な流行があったが、今年5月以降、ヨーロッパを中心に市中感染が拡大した。7月にはWHOが新型コロナ以来の緊急事態宣言を出し、国内でも感染者が初めて確認された。
サル痘は新型コロナとどう違うのか?教えてもらうのは新型コロナの解説でもおなじみ、福井大学医学部附属病院・感染制御部の岩崎博道教授。
Q:サル痘に感染するとどうなるのか。
岩崎博道教授:
「潜伏期は1週間くらい。熱の後に発疹が出る。2週間くらいで良くなる。致死率が高い病気ではない」
Q:どうしたら感染するのか。
岩崎博道教授:
「サル痘の主な感染経路は接触感染、皮膚の病変や体液・血液の接触が主なため
新型コロナのように感染が急拡大することは今のところない。発疹の水分の中にウイルスが多く含まれているので皮膚に接触することから病原体が身体に入ってくるのが主。飛沫もあるが新型コロナのように飛沫が主ではない。」
Q:サル痘について私たちが気を付けなければならないことは?
岩崎博道教授:
「アフリカの一地域では、動物との接触もリスクがある。厚労省や外務省の感染拡大地域をチェックしてほしい」
新型コロナとは大きく性質が異なるサル痘。過度に恐れることはなさそうだが、感染状況は、今後も注意して見ていく必要がある。
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