結局は最新が最善
新たに採用された7段DCTは、以前の8段ATと変わらぬスムーズな動きを見せる一方、ダイレクト感が増した印象だ。アクセルペダルを強く踏み込めば、力強い加速は6000rpm付近まで持続。このクルマを素早く走らせるには十分な性能を備えている。
XC40アルティメットB4 AWDには19インチホイールと235/50R19サイズのタイヤが装着されるが、乗り心地は十分に快適なレベルで、タイヤと路面とのコンタクトもスムーズ。ロードノイズも気にならないレベルだ。走行中のピッチングやロールもSUVとしてはよく抑えられており、軽快感のある動きのおかげで、ステアリングを握るのが実に楽しいクルマに仕上がっている。
マイナーチェンジと同時に、「Google」と共同開発したインフォテインメントシステムがこのXC40にも導入されているのも、このクルマの魅力を高めている。音声による目的地検索や、エアコンの温度設定、インフォテインメントの操作なども直感的に行うことができるのがうれしいところで、気がつけば最先端の“つながるクルマ”に成長していたのだ。
このように、最新が最善のXC40。進化の手を緩めないボルボだけに、次にどんな進化が訪れるかが気になるが、購入を検討しているなら先延ばしは無用。欲しいときが買いどきである。
(文=生方 聡/写真=郡大二郎/編集=藤沢 勝)
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