探査機で太陽系の天体に旅をして現地の砂や岩を持ち帰る「サンプルリターン」は,日本が世界をリードする宇宙探査手法だ。2010年に探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから微量の微粒子を持ち帰ってその可能性を示し,後継の「はやぶさ2」が2020年に小惑星リュウグウから5.4gのサンプルを採取することに成功。その実績を踏まえ,火星の衛星であるフォボスの砂を持ち帰る国際プロジェクト,火星衛星探査計画「MMX」が日本主導で動き出した。はやぶさ2を率いた津田雄一プロジェクトマネージャと,MMXの準備を進める川勝康弘プロジェクトマネージャに,ミッションの現場と宇宙探査の未来について聞いた。
続きは日経サイエンス2023年2月号にて
著者
津田雄一(つだ・ゆういち) / 川勝康弘(かわかつ・やすひろ)
1975年生まれ,東京大学大学院航空宇宙工学専攻博士課程修了。 博士(工学)。JAXA宇宙科学研究所教授。 2015年に「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャに就任。39歳でのプロマネ就任は史上最年少だった。専門は宇宙工学, 航空宇宙力学, 太陽系探査。著書に『はやぶさ2 最強ミッションの真実』(NHK出版新書)などがある。
1968年生まれ,東京大学大学院航空宇宙工学専攻博士課程修了。博士(工学)。JAXA宇宙科学研究所教授。専門は宇宙航行力学・宇宙システム学。月周回衛星「かぐや」,赤外線天文衛星「あかり」など数々の衛星の開発,運用に携わってきた。2020年から火星衛星探査機「MMX」のプロジェクトマネージャとしてチームを率いている。
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2022-12-22 00:04:10Z
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