世界的な建築家で、思想や芸術を横断する評論でも活躍した磯崎新(いそざき・あらた)さんが、28日午前10時30分、老衰のため、那覇市内の自宅で死去した。91歳だった。葬儀は近親者で行う。喪主は長男、宙(ひろし)氏。
大分市生まれ。東京大大学院で丹下健三の研究室に入り、黒川紀章らと「東京計画1960」などの都市構想に参画。在学中から設計を始め、1963年に独立した。70年の大阪万博では丹下が設計した「お祭り広場」の装置を担当。音響や照明をコンピューター制御する先駆的試みを行った。
建築では、茨城県つくば市の「つくばセンタービル」が過去の建築様式などを引用した「ポスト・モダン建築」の代表例とされる。大分県立大分図書館(現・アートプラザ)や群馬県立近代美術館、米ロサンゼルス現代美術館などを手がけた。
また、「廃墟(はいきょ)」「建築の解体」などの言葉を掲げた評論も発表。芸術家や思想家らと交流し、設計と文明批評を一体的に展開した。
日本建築学会特別賞、英国王立建築家協会ゴールドメダル、2019年には「建築界のノーベル賞」とされる米プリツカー建築賞を受賞した。
伊東豊雄さん(建築家)の話「突然の訃報(ふほう)に接し、茫然(ぼうぜん)とするばかりである。建築家としては不世出の知の巨人であった。それだけに言葉とものとしての建築の
【国内】大分県立大分図書館(大分市、現・アートプラザ)、群馬県立近代美術館(高崎市)、北九州市立美術館、富山県利賀芸術公園・野外劇場(南砺市)、つくばセンタービル(茨城県つくば市)、水戸芸術館(水戸市)、奈義町現代美術館(岡山県)、秋吉台国際芸術村(山口県美祢市)【海外】ロサンゼルス現代美術館、トリノ五輪アイスホッケー競技場、中国河南省鄭州市の都市計画
2022-12-30 14:25:48Z
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