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Sunday, January 1, 2023

「なかなか成長しない主人公」楽しんで 大河主演の松本潤 - 産経ニュース

「なかなか成長しない主人公」楽しんで 大河主演の松本潤 - 産経ニュース

若い頃は、か弱きプリンスだった徳川家康(松本潤)。晩年までの変化も見どころだ
若い頃は、か弱きプリンスだった徳川家康(松本潤)。晩年までの変化も見どころだ

大河ドラマ「どうする家康」NHK総合8日午後8時スタート

ひ弱な少年は、いかにして乱世を終わらせたのか。8日に始まるNHK大河ドラマ「どうする家康」は、戦国時代の豪族で、後に江戸幕府を開く徳川家康が主人公だ。「ALWAYS 三丁目の夕日」や「コンフィデンスマンJP」などで知られる脚本家の古沢良太が、新しい家康像を描く。大河ドラマ初出演にして主演を務める松本潤(39)は、「誰もが知る武将を1年以上かけて演じられるのは、面白い経験になるんじゃないかな」と語る。

「どうする家康」というタイトルは、大河ドラマとしては斬新だが、違和感はなかったという。「戦国時代は、選択一つが生き死にを左右する時代。特に家康は、三河という強国に挟まれた土地のプリンス。常に困難な選択を迫られていた人物だと思うので、ぴったりなタイトルだと思いました」と明かす。

これまで、大河ドラマで家康役は津川雅彦、西田敏行らが演じてきた。「たぬきおやじ」「我慢強い」というイメージが強いが、今作では、か弱き領主として描かれる。

「戦国もので家康のようにエピソードが豊富な人間を描こうとすると、すぐに成長して偉くなってしまう。でも、なかなか成長しない。ダメダメなことがすごく人間臭く表現されている部分がポイントかな」。10代から晩年までを演じるが、変わらない部分や成長しない部分をどう演じるのか。日々の芝居を楽しんでいるという。

一方で、家康の強さも感じるようになった。「常に生き延びる方を選択してこられたのは、運の強さでもある。長く生きたからこそ戦国の世を終わらせ、江戸時代を切り開けた。『どうする』『どうやって演じる』と考えながら、トライする日々を送っています」

家康に大きな影響を与えた織田信長役は、同じジャニーズ事務所の岡田准一。「軍師官兵衛」で大河ドラマ主演経験がある岡田から刺激を受けることも多い。

「岡田くんは、V6時代にバックで踊らせていただいていましたし、尊敬する先輩。作中の家康と信長の関係性のように、頭が上がらない」

信長は幼少期から家康を知る存在だが、その関係は複雑だ。家康は、主家の今川家を滅ぼした信長と同盟を結ぶ。「信長が本能寺の変で亡くなるまで、ずっと翻弄され続けました。ある種の怖さとあこがれを抱いていた、家康に多大な影響を与えた一人です」と話す。

弱気で、ともすれば逃げ腰になる家康を叱咤(しった)激励し、ともに乱世を渡っていくのが、三河家臣団の面々だ。石川数正を松重豊、酒井忠次を大森南朋、本多正信を松山ケンイチ、本多忠勝を山田裕貴-と、個性豊かな役者が並ぶ。

「和を大事にする方ばかり。自分の思いをぶつけられる、いいチームです。それぞれのキャラクターがすごく魅力的、個性的に描かれている。家康が偉くなると同時に、家臣団も偉くなっていく。ポンコツな家臣団が、どういうふうに成長していくのか。一緒に楽しんでいきたい」

(油原聡子)

あらすじ 父を失い、母と離れて暮らす三河国の孤独な少年、竹千代は、後に江戸幕府を開く徳川家康(松本潤)の幼少期の姿だ。海道一の弓取りと言われる今川義元(野村萬斎)のもとで人質として過ごしていたが、時代の流れに翻弄されるうちに弱小国の主という運命を受け入れた家康は、織田信長(岡田准一)、武田信玄(阿部寛)、豊臣秀吉(ムロツヨシ)ら英傑を相手に、個性派ぞろいの家臣団とともに乱世を駆け抜ける。

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2023-01-01 21:00:01Z
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