米航空宇宙局(NASA)は25日、マイクロバスほどの大きさの小惑星が26日午後(日本時間27日午前)に南米大陸の南端の上空約3600キロをかすめると明らかにした。地表から静止衛星までの距離の約10分の1という近さで、記録に残る中では最も地球の近くを通り過ぎる小惑星の一つという。衝突の危険はない。
幅は推定3・5~8・5メートル。円を描くように太陽の周りを一周していたが、接近した地球の重力で軌道が変形し、周期が359日から425日になる見通し。
クリミアのアマチュア天文家、ボリソフ氏が21日に発見、各地の観測で軌道が分かった。名前は「2023BU」。ボリソフ氏は2019年、太陽系外から飛来したボリソフ彗星の発見者として知られる。(共同)
2023-01-26 08:05:36Z
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