東京都の日の出町と青梅市を結ぶ都道238号大久野青梅線「梅ヶ谷トンネル」（仮称）の整備が進んでいます。開通すれば防災や観光などで効果が期待されています。
「青梅～つるつる温泉」ルートが誕生
東京都の日の出町と青梅市を結ぶ都道238号大久野青梅線「梅ヶ谷（うめがた）トンネル」（仮称）の建設が進んでいます。
梅ヶ谷トンネルは、観光拠点「ひので肝要の里」の近くの日の出町大久野と、青梅市梅郷一丁目を東西に結びます。長さは1333mです。
日の出町側は、日の出町役場や武蔵五日市駅から、「生涯青春の湯つるつる温泉」や御岳山方面（クルマは行き止まり）に至る都道184号と接続。
青梅市側は、日向和田駅や吉野梅郷から、日の出町役場や武蔵五日市駅方面に抜ける都道238号・251号とつながります。
このトンネル整備により、山あいにある両側地域の災害時の孤立化を防ぐとともに、接続する都道の迂回ルートとしての役割が期待されています。
また、御岳山や日の出山の登山客らでにぎわうつるつる温泉は、現在、一般的なアクセス拠点は武蔵五日市駅になっていますが、トンネルの開通によりつるつる温泉から日向和田駅・青梅駅方面へ抜けるルートも誕生します。
トンネルは、道路幅員7m（2車線）、歩道幅員2.5mで整備されます。2021年7月に貫通しており、現在は引き続き、舗装や設備工事が進められています。開通は2023年度の予定です。
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