英王室のウィリアム皇太子は7日、ツイッターを更新し、6日に行われた父チャールズ国王の戴冠式の1日の様子をダイジェスト版にした映像を投稿するとともに、「what.a.day(なんていい日だ)」とつぶやいた。その上で「すべての皆さんに感謝します」と、謝意を示した。

投稿された映像は1分あまりで、戴冠式に臨むためケンジントン宮殿を出発する際の皇太子一家の様子から始まる。王室の正装であるローブを着た皇太子の前で、白いドレスの上にマントをまとい、ティアラのような小さなヘアピースを頭につけたシャーロット王女(8)が、弟のルイ王子(5)とともに驚いたような笑顔をみせる様子や、式典会場のウェストミニスター寺院に車で向かう様子が収められている。

欧米メディアによると、シャーロット王女のヘアピースは、母キャサリン皇太子妃がつけていた、月桂(げっけい)樹をあしらったティアラ風ヘアピースと、おそろいのデザインだという。

また、式典を終えてバッキンガム宮殿に馬車で移動する皇太子夫妻やジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子がカメラに手を振る様子や、王冠をかぶった国王夫妻らと宮殿のバルコニーに登場し、国民の祝福を受ける様子も盛り込まれた。英国軍による儀礼飛行を見守った後、あらためて手を振る国王の姿で締めくくられている。

映像には、雨の中、式典にかかわった近衛兵らの行進や、観客の様子も映し出されており、ウィリアム皇太子は英国全体で作り上げた戴冠式だという思いをにじませた。

この映像は7日午前10時半時点で、200万回近く再生されている。