リアシート部分を切り取って“2シーター”に魔改造
フォード「フィエスタ」はそもそもコンパクトなハッチバックなのに、さらにコンパクトに改造してしまった奇特なオーナーがいたようです。現在アメリカで、ワケありの中古車として販売されています。
アメリカのワシントン州から「Craigslist(世界中で展開する個人間売買サイトのようなもの)」に出品されていた面白いクルマは、まるでAI画像生成ソフトで創造されたかのようなルックス。思わず「本物?」と疑ってしまいました。
ベース車両はフォードのフィエスタ。そもそもコンパクトなクルマなんです。なんでもオーナーは板金工場を営んでおり、キャンピングカーで“魔改造フィエスタ”を牽引して旅に出ていたのだとか。滞在地ではキャンピングカーを置き、フィエスタで周辺の観光を楽しんだことでしょう。
フィエスタは5人乗りのコンパクトカーで、ハッチバックやセダンがラインナップされています。当該車両のオーナーはふたり乗りでも問題なかったようで、リアゲートを残しながらリアシート部分の空間を文字どおり“切り取って”います。
「元々コンパクトなんだから、ベース車のままでいいんじゃないの!?」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、ご安心ください。改造されたフィエスタは事故車だったようで、修復ついでに改造されたので“もったいない”ことはありません。
写真をよく見ると、フロントドアの形状をリアドアがあったキャッチ部分と合わせていたり、ハッチバック形状を生かすためにあえてフロントシートを取り外し、リアシートを配していたりと、さまざまな工夫が施されていることが分かります。さすがはプロの板金職人の仕事です。
ちょっと前まで「希望販売価格5100ドル(約75万円)」と表示されていましたが、今は表示そのものが消えています。おそらく売却済みなのでしょう。改造する手間ひまを考えたら、お値打ち価格だったのかもしれませんね。
●全長を短くしたクルマはそれだけでインパクト絶大
「ほかにも同様のコンセプトの面白いクルマってないかなぁ?」と思って探していたら、Facebookマーケットプレイスに“コンパクト化”されたシボレー「1500エクステンデッド・キャブ」が販売されていました。販売商品説明部には「フレームが壊れたから」と記されていました。
当該車両、リアのデッキ部分とドライブシャフトを短く切った“だけ”です。まぁ、ブレーキライン、燃料ライン、配線なども短くしなければならないでしょうが、先にご紹介したフィエスタほど手は込んでいません。
本当に壊れたからコンパクト化したのか、遊びでコンパクト化したのかは定かではありませんが、見た目のインパクトはデカいです。
クルマの改造にはさまざまなスタイルがありますが、コンパクト化することの“呼び名”ってあるのでしょうか?
原稿を書いていて、ふと思ったのは、V12エンジンを搭載したトヨタの旧型「センチュリー」をあえてコンパクト化したらどうなるか? ということ。相当変なクルマが出来上がりますね。
フロントヘビーだけど、威風堂々とした軽量の2ドアクーペになりそうです。どなたかチャレンジして「東京オートサロン」に出品してくれないでしょうか?
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