Appleは、Mac用DAWソフトLogic Pro(Mac App Store価格30,000円)の最新版10.8と、iPad用Logic Pro(月々700円または年間7,000円のサブスクリプション)の最新版1.1をリリースした。新しいMastering Assistant、32ビットフロートレコーディング対応などのアップデートが行われている。従来の購入者&サブスクリプション登録者は無償で入手可能だ。
Mastering Assistant
ステレオマスタリング用のプラグインエフェクトとして、マスターチャンネル用のMastering Assistantが追加された。Clean/Valve/Punch/Transparentという4種類のキャラクター選択に加え、Auto EQ、ダイナミクス、スプレッドをコントロール。ソースを解析して最適と思われる設定を提案してくれる。
Sample Alchemy &Beat BreakerがMac版にも追加
iPad版に搭載されていたソフト音源、Sample AlchemyがMac版にも追加。グラニュラー、加算、スペクトラルといったさまざまなシンセシスを利用して、オーディオサンプルを全く新しいサウンドへと作り変えることができる。
また、マルチエフェクトのBeat BreakerもMac版に加わった。オーディオのスライスや並べ替え、スクラッチエフェクトの追加などが行える。
32ビットフロートレコーディング
互換性のあるオーディオインターフェースとの併用で、32ビットフロート(浮動小数点)でのオーディオ録音が可能に。録音レベルを気にしなくても、録音時のひずみを回避することができる。
そのほか、リージョンの位置は移動せずにその中身のみを動かすスリップ&回転ツールの実装や、新しいサウンドパック2種類の追加などのアップデートが施されている。
iPad版はQuick Samplerでの直接録音が可能に
iPad版のLogic Pro 1.1も、Mac版と同様のMastering Assistantを搭載し、新しいサンプルパック2タイトルが追加。そのほかQuick Samplerへ直接録音できる機能が加わった。
操作面では、Split Viewとステージマネージャに対応したことにより、ボイスメモなどのアプリ間でシームレスな操作が可能。「ファイル」アプリから複数のファイルを一度に選択してドラッグできるようになったことで、サンプルからドラムキットを素早く作成したり、プロジェクトにステムを追加することもやりやすくなった。
また指を上下にスライドさせて、ブラウザ内のサンプル、ループ、音源を即座に試聴できるようにもなっている。
製品情報
関連記事
2023-11-07 03:07:55Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiLGh0dHBzOi8vd3d3LnNucmVjLmpwL2VudHJ5LzIwMjMvMTEvMDcvMTIwMDAw0gEA?oc=5
No comments:
Post a Comment