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Sunday, November 26, 2023

モバイル宇宙戦争、スマホと通信衛星はいつダイレクトにつながるのか? - Forbes JAPAN

通信衛星と直接つながるスペースXのブロードバンドサービス「スターリンク」。その契約者数が2023年9月に200万人を突破した。これに対抗すべくアマゾンは、通信衛星「カイパー」の試験機の打ち上げを2023年10月に開始。2024年にはサービスを開始しようとしている。

これらサービスを利用するには専用アンテナが必要だが、米国ではiPhone 14などによる通信衛星とのダイレクト通信のサービスがすでにはじまっており、日本でもauや楽天モバイルなどが2024年から2025年にかけて、スマホと衛星の直接通信を開始する予定だ。

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左はファルコン9ロケット。右はその最頂部のカウリング内に格納された状態のスターリンク衛星。1度の打ち上げで最大60機が軌道上へリリースされる(ⒸSpaceX)

左はファルコン9ロケット。右はその最頂部のカウリング内に格納された状態のスターリンク衛星。1度の打ち上げで最大60機が軌道上へリリースされる(ⒸSpaceX)

スペースXは2019年からスターリンク衛星の打ち上げを開始し、すでに5000機以上の小型衛星が地球周回軌道上に配備されている。当面は1万2000機の衛星が打ち上げられる予定であり、最終的には4万2000機まで拡張される可能性がある。

スターリンクのサービスは、日本では2020年10月から開始された。アンテナ(513×383mm)を屋外に設置してルーターにつなぎ、PCに専用アプリをインストールすれば即座にブロードバンドへの接続が可能。ユーザーのレポートによれば、標準プランのダウンロード速度は100Mbps前後、アップロードは10Mbps前後、遅延時間は30ms前後なので、十分に快適な環境といえる。

アンテナやルーターなどの専用キット(税込5万5000円)を初期投資として購入する必要があり、標準プラン(レジデンタルプラン)は月額税込6600円(データ無制限)。アンテナを自宅に固定せず、他所に移動して使用できるプラン(ロームプラン、月額税込9900円~)もあり、2023年7月には船舶上で使用(ボートプラン、月額税込3万3408円)することが日本でも可能になった。サービスを使用しない場合には一時的に契約を解除したり、即座に再開することもできる。

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