レッドソックス吉田正尚外野手(30)が28日、都内で「GQ MEN OF THE YEAR 2023」の「ベスト・ベースボールプレイヤー賞」の受賞イベントに参加した。バンドのMrs.GREEN APPLE、俳優の山田裕貴とトークを繰り広げた。
吉田は今季を振り返り「本当にあっという間。WBCから1週間にはメジャーの開幕で余韻に浸ることもなかった」と話した。来年に向けては「今年1年間いいこと悪いことをいろいろ経験できたので、オフシーズンは課題に取り組んで、来年いいパフォーマンスが出せるように準備したい」と抱負を語った。
オフに子供たちに野球を教えることは「直接触れ合うことを大事にしている。野球が好きで今も続けているので、WBC、メジャーで活躍して、少しでもまた目標にしていただけるプレーで恩返しできたら」と話した。
山田は元中日、広島で通算227安打を放った山田和利氏の長男で、幼少期には野球をやっていた。吉田については「ちょうど(WBCで吉田が)ホームランを打たれた時にドラマの撮影をかなりへき地でしていた。電波がなかなか届かないような。しかも、かなりシリアスな、涙を流すシーンの合間に『どうなった、どうなった』と気になっていた」と秘話を明かした。
さらに「ニュースを見て『うわ、逆転した!』と。その後、映像を見て『吉田さんが打ったんだ』と本当に興奮して、そのシーンに集中しないといけないのに、一瞬飛びかけましたね」と我を失ったとして、笑わせた。
吉田がどんな存在かと問われると「僕は主演作品が多いわけではなく、脇役を積み重ねてきた。ああいった世界の大会で結果を出す。ちゃんと勝利を取ってくる存在というのは、たゆまぬ努力が積み重ねたものが結果に表れているんだろうなと感じた。自分も大きな記録とか大きな記憶に残るような芝居ができるかどうか分からないが、明日も明後日も撮影でベストを尽くさないといけないと感じさせてくれた」と話した。
吉田は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、侍ジャパンの一員として世界一に貢献した。準決勝のメキシコ戦で同点3ランを放つなど、大会新となる13打点を記録。メジャー移籍1年目となったシーズンも、打率2割8分9厘、15本塁打の成績を残した。
2023-11-28 06:56:00Z
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