コロナ、アルツハイマー病 「科学の力」示した２０２３年 暗い影落とす宇宙開発の失敗 - 産経ニュース

コロナ、アルツハイマー病 「科学の力」示した２０２３年 暗い影落とす宇宙開発の失敗 - 産経ニュース

クラウドファンディングの成功に感謝する国立科学博物館の篠田謙一館長（中央）ら＝東京都台東区（小野晋史撮影）

世界で猛威をふるった新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除された２０２３年。その鎮静化に貢献したメッセンジャーＲＮＡ（ｍＲＮＡ）ワクチンの開発に貢献した研究者２人がノーベル生理学・医学賞を受賞した。また難病アルツハイマー病に対する画期的な新薬が登場し、次世代エネルギー源が試験運転を再開。「科学の力」を示した１年だった。一方で、日本の宇宙開発をめぐっては、１４年ぶりに日本人宇宙飛行士候補が誕生したものの、ロケット打ち上げや開発は相次いで失敗。不安を露呈した。科学の１年を振り返る。

人類が科学の力で感染症に打ち勝てることを証明

ｍＲＮＡワクチンの実用化を可能にして、爆発的に感染が拡大していた新型コロナウイルス感染症の抑止に貢献した、米ペンシルベニア大のカタリン・カリコ特任教授（６８）とドリュー・ワイスマン教授（６４）が１０月、ノーベル生理学・医学賞に輝いた。

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2023-12-16 21:00:00Z
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