
青森中央学院大学で危機管理が専門の大泉常長教授は、地震発生確率のとらえ方についてこう警鐘を鳴らします。
【青森中央学院大学 大泉常長教授】
「1995年に発生した阪神淡路大震災、その後発生している熊本地震につきましても、必ずしも、国が重要な地震発生地帯とはとらえられていなかった場所で、地震が発生しているということ」
2016年に起きた熊本地震。この場所で、30年以内に地震が発生する確率は「1%未満」でした。
国が2021年に発表した、地震発生確率を表した地図です。
石川県で、今後30年間に震度6弱以上の地震が発生する確率を見てみると…。
今回の地震によって、甚大な被害を受けた能登半島の大半は黄色のエリア。発生確率は0.1~3%。このエリアで、今回は震度7が観測されたのです。
青森県の地図を見てみると…。
色が濃く示されている太平洋側に目がいきがちですが、県内ほとんどが黄色のエリア。能登半島と同様、巨大地震がいつどこで発生してもおかしくない、と大泉教授は分析しています。
【青森中央学院大学 大泉常長教授】
「我々は、数百年後のものではなく、きょう、あす起こるかもしれないという準備をする。これが本来防災のあるべき姿かなと思います」
防災意識については、こんなデータも。
2020年に大泉研究室が県民を対象に実施した「防災意識に関するアンケート」です。
防災マップを見たことがあるか?という質問には、6割以上が「いいえ」と回答。理由としては、「住んでいる地域は安全だから」、「差し迫っての必要性を感じない」、という意見が。
また、災害への備えに関する質問では、避難場所・経路の確認や非常用備蓄品の準備が3割前後、非常用持ち出し袋を準備している人は1割に留まり、備えていないという回答も3割に上りました。
【青森中央学院大学 大泉常長教授】
「よく耳にするのが、青森は地盤が固いからとか、あるいは湾に囲まれているから湾は津波が起きないんだとか、こういった実態は、実際はないわけですよね」
「今回の震災を『あすは我が身』としてとらえながら、自分のできることを考えていく、自分自身はもちろんのこと、家族や周辺の方々をどうやって守っていくか考える、非常に良い機会ではないかなと思います」
からの記事と詳細 ( 【災害への備え】県内「巨大地震がいつどこで発生してもおかしくない」 | ABAニュース - 青森朝日放送 )
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