女優・吉高由里子主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・後8時)の第9話「遠くの国」が3日、放送された。
今回、東三条殿に入った盗賊の正体は直秀(毎熊克哉)ら散楽一座だった。道長(柄本佑)の命で検非違使に引き渡される7人の盗賊団の一方、直秀らの隠れ家を訪ねていたまひろ(吉高由里子)は盗賊仲間と勘違いされ、獄に連行される。
宮中では、花山天皇(本郷奏多)と義懐(高橋光臣)の関係が悪化し、代わって道兼(玉置玲央)が信頼を得始めていた。その頃、兼家(段田安則)を看病する詮子(吉田羊)を思いもよらぬ事態が待ち受けていた…というストーリーだった。
(以下、ネタバレがあります。ご注意下さい)
今回、初回から登場し、そのクールな存在感で女性視聴者を釘付けにしてきたオリジナルキャラクター・直秀(毎熊克哉)に悲劇が…。
盗賊として仲間6人とともに捕らえられたものの弟のような仲となっていた道長は検非違使に多額の賄賂も渡し、「手荒なことはしないでくれ」と依頼する。
だが、流罪になると信じて、最後の別れをしようとまひろとともに獄を訪ねた道長に門番は7人は屍(しかばね)の捨て場所である鳥辺野(とりべの)に連れていかれたと告げる。
まひろを乗せた馬で急きょ鳥辺野に駆けつけた道長だったが、そこには無残に刺殺された直秀ら7人の遺体が横たわっていた。
「すまない。皆を殺したのは俺だ。余計なことをした…。すまなかった!」と号泣する道長に後ろから抱きつき泣き崩れるまひろ。2人は両手で土を掘り、7人を埋葬した。
散楽の役者である一方、貧しい者のために盗みを働く義賊であり、道長とまひろのキューピッド役を務めるかと思えば、恋敵にもなってきた直秀の突然過ぎる退場にネットには悲痛な声が殺到。
「ウソ! 直秀。うわ~っ…」、「もしやとは思っていたけど、直秀にもう会えない…。嫌だー」、「ひど過ぎる。ムリ、ムリ、ムリ」などの悲鳴に近い声や「3か月で2回の鬱(うつ)展開はキツい」の初回のまひろの母刺殺に次ぐ悲劇への辛さを吐露する声や「鎌倉殿以来の地獄脚本。めちゃくちゃ辛い」という毎回、主要キャストが非業の死を遂げた22年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と比較する声も上がった。
人気キャラクターの突然の最期に放送中にはX(旧ツイッター)のトレンドワードで「#光る君へ」が1位に急浮上した。
大河ドラマ63作目となる同作。吉高は2014年に連続テレビ小説「花子とアン」のヒロインを演じており、朝ドラと大河の両作品の主演は4人目になる。
脚本は2006年の大河ドラマ「功名が辻」やドラマ「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」「星降る夜に」などを手掛けた大石静氏が担当。大河の中でも数少ない平安時代を舞台に、世界最古の女流作家とも呼ばれる紫式部/まひろ(吉高)の生涯を描く。音楽は冬野ユミ氏、語りはNHKの伊東敏恵アナウンサーが務める。
2024-03-03 11:45:00Z
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