岐阜県笠松町下本町の町歴史未来館で5月12日まで、石をテーマにした展示が開かれている。小惑星の衝突で欠け、地球に落下してきた月のかけらや県内で見つかった化石の展示のほか、モロッコに落ちた6キロの隕石(いんせき)を持ち上げられるコーナーもあり、来館者が奥深い石の世界に見入っている。
町が包括連携協定を結ぶ岐阜聖徳学園大の川上紳一教授が監修した。入り口では、砂漠地帯で乾燥していることから隕石が落下後そのままの形で発見されることが多いモロッコの石質隕石が出迎える。主成分が鉄で「見た目からは想像できない重さ。地球の石との違いを体感して」と足立智佳子副館長は話す。
展示室では、月や火星から飛び散り、宇宙をさまよってサハラ砂漠に落下した石や、1938年に町内の民家に落ちた「笠松隕石」のレプリカなど約60点がずらり。大垣市の金生山で見つかった化石も並ぶ。
1月に月面着陸した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型探査機「SLIM(スリム)」について解説する展示もある。スリムが用いた、月上空を飛行しながら撮影したクレーターや地形の画像と月面地図を照らし合わせて着陸目標地を探す「画像照合航法」が疑似体験できる。足立副館長は「石という視点から地球や宇宙の時間経過を感じてほしい」と来館を呼びかけている。
2024-04-21 00:02:00Z
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