一方、芦原さんの意向を制作側に伝えていた小学館も、社内に設置した特別調査委員会による報告書を3日に公表しました。
それによりますと、芦原さんは何度も同じ指摘をしないと脚本が修正されないなど大きな負担を強いられたほか、芦原さんの要望が脚本家に伝わっていなかった可能性もあったということで、報告書は「日本テレビ側が原作者側の依頼を素直に受け入れなかったことが第一の問題であるように思われる」などとしています。
そのうえで再発防止策として、早期の契約の文書化や、作家を孤立させない対応を取ることなどを提言しています。
小学館では今後の映像化について、検討段階から正式な許諾までの各段階で、作家の要望や許諾の条件などを記載した文書を作成し、逐一、確認しながら制作を進めることなどを徹底するとしていて、「作家の皆様が安心して執筆、作画に集中いただける環境をつくり、良好なコミュニケーションを図れるよう奮励努力します」などとコメントしています。
2024-06-03 09:29:37Z
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