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Friday, July 5, 2024

ペルセウス座流星群2024年の見頃いつ? 見やすい時間帯や方角、流れ星の数は | 社会 | 福井のニュース - 福井新聞

 夏の夜空を彩る三大流星群の一つ「ペルセウス座流星群」の季節が2024年も近づいてきた。出現期間は7月17日~8月24日。今年は月明かりの影響が少なく観測条件も良好。星空観察を楽しむ人へ向け、流れ星の活動がピークになる「極大」の日時や期待できる流れ星の数を国立天文台などの情報を基にまとめた。

写真を拡大 ペルセウス座流星群の放射点(国立天文台HP引用)

ペルセウス座流星群とは

 ペルセウス座流星群は年間でも常にトップを争う流星数を誇る。母天体は、スイフト・タットル彗星で、太陽の回りを約130年の周期で公転している。

流れ星ピークいつ

 ペルセウス座流星群の流星出現がピークを迎える「極大」は8月12午後11時ごろだが、前後の日も観測が期待できる。2024年は11日夜から13日夜までの3夜が観測のチャンス。午後9時頃から流星が出現し始め、夜半を過ぎて薄明(日の出前)に近づくにつれて流星の数が多くなりそう。

流れ星の出現期間

 2024年のペルセウス座流星群の流星出現期間は7月17日~8月24日。流れ星の数が増えてくるのは8月中旬から。ただ街明かりの中や極大時ではない場合、流れ星の数は極大時の数分の1以下になりそう。

期待できる流れ星の数

 ペルセウス座流星群の極大時は放射点がまだ低いため、空の暗い場所で観察した場合でも期待できる流れ星の数は1時間あたり25個程度。放射点が高くなる13日の夜明け近く(午前3時台)は40個程度期待できる。11日深夜~12日夜明け前、13日深夜~14日夜明け前も流星が期待され、それぞれ夜明け前近くの時間なら20個程度が期待できる。

流れ星が見える方角

 ペルセウス座流星群の流星は、ペルセウス座の近くにある放射点(流星群の流星がそこから放射状に出現するように見える点)を中心に出現する。ただ、流れ星は放射点付近だけでなく、空全体に現れる。いつどこに現れるか分からないため、方角を気にせず、できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぼう。レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったりすると、楽な姿勢で観察できる。

 各夜とも夜半前に月が沈むため、流星群が多くなる夜半から明け方までの時間帯は月明かりの影響がなく、良い条件の下で観察できる。

観察のポイント

 街明かりの中で観察したり、極大ではない時期に観察した場合には、見ることのできる流星の数は何分の1かに減ってしまうこともある。できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選ぼう。また、目が屋外の暗さに慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けると良い。事故に遭わないよう十分注意し、マナーを守って観察しよう。

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