静岡市は1日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を下船後に新型コロナウイルスの感染が確認された市内の60代男性が、2月20日と22日に静岡市葵区の「スポーツクラブセイシン千代田」の浴室を利用していたと発表した。28日に市が男性の感染を発表した際には、下船後の行動範囲に含まれていなかった。市は「男性からの申告がなかった」と説明している。
市によると、男性が利用した時間帯に同クラブにいた人は2日間で計140人で、市はこのうち浴室を利用した人とクラブの職員が濃厚接触者に当たるとして特定を進めている。29日にクラブから市に「感染と報道された男性が施設を利用した可能性がある」と連絡があった。
男性は20日に下船。入館記録から同日午後5時44分～同6時19分、22日午前11時10分～同11時50分にクラブに滞在していたことが判明した。浴室以外の利用はなかった。クラブは1日を臨時休館とし、施設内を消毒した。【大谷和佳子】
2020-03-01 07:31:46Z
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