大阪府の吉村洋文知事は1日の記者会見で、大阪市北区の接客を伴う複数の飲食店で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が新たに発生したと明らかにした。3月31日までに従業員や客ら少なくとも18人の感染が府内外で確認されたという。一方で感染経路不明の症例が増えつつあるため、オーバーシュート(爆発的患者急増)に備え、府内で3千の病床確保を目指す方針も表明した。
吉村氏によると、18人のうち、クラブ1店の従業員と客が6人、ショーパブ1店の従業員と客が4人。残り8人はほかの飲食店に出入りしたか、感染した客の濃厚接触者。店の同意が得られず、店名は公表していない。
吉村氏は「店に行った人で症状のある人は相談し、症状のない人も感染拡大防止に協力してほしい。第2、第3の波にならないよう対応したい」と強調した。
夜間から早朝にかけて営業するクラブやバーなどは密閉空間、密集場所、密接会話というクラスターの3要件が重なる場合が多い。吉村氏は3月31日、こうした飲食店で複数の従業員や客が感染したとして、府民に利用自粛を呼びかけた。
一方、感染経路が分からないケースが増え、オーバーシュートへの危機感が高まっている。3月31日までに府内で感染が判明した244人のうち、経路を追えない人は約4割の99人。同月22~26日の5日間に確認された経路不明者は計17人だが、27~31日は計45人と2・6倍になった。
2020-04-01 13:05:00Z
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