スマホで時間を操る感覚が身についた。
自宅で退屈していたところ、Huaweiの最新ハイエンドスマホ「P40 Pro」が借りられることに。早速お家芸の7,680fpsスローモーションで遊んでみることに。ちなみに技適取得前の海外版だったので機内モードで撮影してケーブルでデータを転送しています。
ということで、パスタ(スパゲッティ)を2つに折ろうとすると3つ以上に砕けちゃう現象を「検証=撮影」してみようと思ったわけですが、まずはスローモーの小手調べから。
小手調べでお外に出る
花の水やりを960fpsくらいで撮ってみます。現実の32倍遅い感じ。
めっちゃ綺麗ですね。花弁が水滴によって絨毯爆撃されている様子がよくわかります。画質も相当グッド。960fpsは軽くこなします。
お次は盛った土にでかいハンマーを投げ入れてみる。
超ダイナミック。日が暗くなってから7,680fps撮影したので画質が犠牲になっていますが、時間を256倍遅くできることに比べれば些細なトレードオフ。あと忘れちゃいけないのがこれスマホですからね。こんなに時間を操れるスマホなんてHuawei Mate 30 ProとP40 Proくらいなものです。
スローモーション撮影の能力は十分高いことがわかったので、いよいよ本題のパスタに。
予想以上に速いパスタ
詳しくは「スパゲッティを折ると3つ以上に砕けちゃう問題、解決」の記事を読んでいただきたいのですが、要はスパゲッティを2つに折ろうとすると高確率で3つ以上に折れてしまうんですね。これはかのリチャード ・P・ファインマン(ノーベル賞を受賞したり核爆弾の開発をしたりの天才物理学者)も理屈がわからなかったのですが、MITの研究者が2018年にその仕組みを解明したうえに、高確率で2つに折れる方法も見つけ出したのです。
そんなわけで、まずは普通になにもせず折ってみます。
綺麗に3つに折れました。といってもこの映像をとるまでに5本くらい折っています……。画角がとにかく難しかった。
3つ(以上)のパーツに折れるのは「1番最初に折れたところから、たわみの波が伝わり2番目の折れが発生し、バラバラになっていく」かららしいのですが、7,680fpsでも同時に折れているようにしか見えません……。なのでこのスローモーをさらにフレーム送りでみてみると…!
確かに!! 左の破断が一瞬先に起きていることがわかります。フレーム間は1/7680秒しかないというのに、ギリギリ時差が見れたくらい。なんて速く折れているんだ……スパゲッティ。
ではどうやって綺麗に2本に折るかというと、250度以上ねじってから折れば良いのだそう。
できた。かなりスッキリ。ありがとうP40 Pro。
スマホでここまのスローモーが撮れるのは純粋にスゴイですし、おかげで日常に「時間」という新たな思考軸がもたらされた気がします。モノの大きいや小ささ、重さや軽さは日常的に意識する感覚ですが、何かの速さや遅さは乗り物とかスポーツとかの時しか意識しない日々でした。でも常に持ちあるスマホがここまでのスローモーを撮れるとなると、パスタが折れる瞬間といった日常的なイベントもひとつのスペクタクルになります。コレは世界を見る目が変わる。感覚器がひとつ増えた気分。
てことで、いろいろスローモーにすることで見えてくる世界観があります。以下はそのほかのお戯れ撮影ギャラリーです。
定番の電球
家に切れていた電球があったので…。
石に当てて割ろうとして失敗した回:
ミルククラウン(牛乳だと臭くなるので水と小麦粉)
小麦粉にハマる
花の水やりから着想を得て。
はやぶさ2のリュウグウタッチダウンに思いを馳せながら。
料理用バーナー着火の瞬間
この何気ない着火がスローモーだと…。
なんかスゴイことをしている感じに。
スローモーだけじゃない
あとこれは言わずもがなですが、P40 Proはもちろんスローモー以外も撮れます。たとえば春に紅葉するもみじとか。
肉眼ではかなり暗く感じる部屋を:
夜景モードでくっきり撮っちゃったりとか。
なんかカメラとしての紹介になってしまった気がしますね。でもスマホとしてもちゃんとスゴイんですよ。
一体どこまで進化するのだろう。
2020-05-31 03:00:00Z
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