私が提案した「譲カード」や今回の連載に関しては多くのご意見をいただきました。ご批判もあると思います。医師ですので、健康情報をお届けするのが責務だと思っていますが、やはり人生の最後をどうするかも考えておいたほうがよいのではないでしょうか。
健康で長生きは理想です。ただ、医学が発達しても老化を食い止めることはなかなか難しいと思います。また、体が元気でも脳の認知機能は次第に衰えてしまいます。
私がつらいと思うのは自分のことをコントロールできなくなる時です。さまざまな病で最後の1~2カ月は誰かのお世話にならなくてはならないと思います。認知症の場合、体が健康であれば長く続くことです。そういう意味で私は認知症はつらいなと考えます。
私が勤務する循環器科の外来には、比較的元気な高齢者が受診されます。「元気」といっても以前に心筋梗塞(こうそく)や動脈瘤(りゅう)などを発症して救急受診で事なきを得た方々です。最近はこのような…
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July 02, 2020 at 03:15AM
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「いつ死んでもよい」は本気?<連載2回目> | 人生なりゆき~シニアのための楽しい生き方・逝き方 | 石蔵文信 - 毎日新聞
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