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Friday, September 4, 2020

【ホームズ】家を購入するタイミングはいつ? 新築と中古、マンションと一戸建てのメリットとデメリットも説明 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

多くの人にとって人生の一大イベントとなる家の購入。一生に一度かもしれない買い物のため、どのタイミングで購入すればいいのか決めかねるという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、人生のさまざまなタイミングから分析して、家を購入するのはいつがベストなのかを考えてみましょう。また、マンションと一戸建てのどちらを選ぶべきなのかという疑問に対しても、メリットとデメリットの両方から解説します。

何歳でマイホームを買った

まず、世間一般の人々が何歳で家を購入しているのかを見てみましょう。

国土交通省による「平成30年度 住宅市場動向調査」にはさまざまなデータが掲載されており、初めて家を買った人(一次取得者)の情報が公開されています。

住宅タイプ別で見た、購入者の平均年齢は以下のとおりです。

  • 注文住宅:40.4歳
  • 分譲一戸建て住宅:37.7歳
  • 分譲マンション:38.8歳
  • 中古一戸建て住宅:43.5歳
  • 中古マンション:42.1歳

全体的に40歳前後に家を購入している人が多いという結果に。さらに、世帯主の割合としては、どの住宅タイプ別で見ても、30代が最も多くなっています。

1世帯あたりの居住人数は、3~4人が平均です。30代で結婚し、出産したことを機に新居を探して、住宅を購入するという人が多いものと推測できます。

住宅のタイプ別に見た、平均居住人数は以下のとおりです。

  • 注文住宅:3.4人
  • 分譲一戸建て住宅:3.4人
  • 分譲マンション:3.0人
  • 中古一戸建て住宅:3.5人
  • 中古マンション:2.8人

住宅ローンの返済期間は、住宅のタイプによって大きく変動します。具体的な住宅ローンの返済期間も住宅市場動向調査で公開されているので、まずは家を買う人たちがどれくらいの期間にわたって住宅ローンを返済しているのか見てみましょう。

  • 注文住宅:31.6年
  • 分譲一戸建て住宅:33.3年
  • 分譲マンション:33.7年
  • 中古一戸建て住宅:27.3年
  • 中古マンション:28.5年

物件が新築の場合、住宅ローン完済までにかかる期間は30年を超えますが、中古住宅の場合は取得価格が新築よりも低いことが多いため、27~29年程度で完済するパターンが多いようです。

仮に65歳で定年を迎えるという人の場合は、住宅ローン完済までに30年と仮定すると、35歳前後が無理なく住宅ローンを組めるタイミングといえるでしょう。

お金

ある程度の金銭的余裕を感じられなければ、なかなか家を購入しようという気持ちにはなれないものです。家を初めて購入する人の世帯年収も、住宅市場動向調査を基に、必要な購入資金の目安として知っておきましょう。

◇家を初めて購入する人の世帯年収

  • 注文住宅(全国):665万円
  • 注文住宅(三大都市圏):746万円
  • 分譲一戸建て住宅:694万円
  • 分譲マンション:838万円
  • 中古一戸建て住宅:628万円
  • 中古マンション:672万円

分譲マンションを購入する人の世帯年収が最も高いことが分かります。注文住宅の場合、地方都市を含む全国と三大都市圏(首都圏、中京圏、近畿圏)との間には約80万円の世帯年収差があります。

続いて、物件を初めて購入する人が支払うお金について、自己資金と借入金はどのような割合になることが多いのか見てみましょう。

住宅のタイプ

自己資金

借入金

平均購入価格

注文住宅

960万円

2,941万円

3,901万円

分譲一戸建て住宅

713万円

3,181万円

3,894万円

分譲マンション

1,261万円

3,320万円

4,581万円

中古一戸建て住宅

907万円

1,778万円

2,685万円

中古マンション

810万円

1,837万円

2,647万円

いずれのタイプを見ても、全額もしくは、それに近い金額を借入金で賄うという世帯は少ないようです。

分譲マンションの場合は、預貯金などで用意する自己資金の平均が1,200万円を上回っていますが、それ以外の住宅の場合、700万~1,000万円が平均的な額となります。

自己資金の割合を増やせば、住宅ローンの返済額を抑えることも可能です。30代までにある程度の貯金をして、借入金と併せて家を購入する人が多いようです。

ライフステージ

家を購入するタイミングとして、ライフステージという要素も重要です。結婚や出産、進学、老後など、シチュエーションによって必要となる部屋の数や広さも変わってきます。

結婚をきっかけにして家を購入するという夫婦は少なくありません。せっかくの新婚生活において、お互いが理想と思える住宅に住みたいという気持ちになるのは、ごく自然なことといえます。

ただし、結婚直後という状況では、共同生活における収入や支出の実情を判断しにくいのも事実です。その状態で住宅ローンを組んでしまうと、後々生活がままならなくなってしまう恐れがあるため気をつけましょう。

家を購入するきっかけとして多いのが「出産後」というシチュエーションです。一般的には、結婚から数年が経過して収支の見通しが立ち、子どもを含めた将来設計を具体化させる中で、購入を決断するという人が多いようです。

30代の夫婦であれば、長期の住宅ローンを組みやすいタイミングであることも追い風になります。家を所有すればリフォームも自由に行えますし、子どもが落書きなどをしてもトラブルになりません。

出産を機に家を探す場合は、住宅周辺の環境も重視しましょう。治安が良く、理想的な子育てを行える環境かどうか、保育園や幼稚園が近くにあるかといったポイントも重要です。

注意しておきたいのは、出産後の環境の変化です。育休を取ることや休職することが難しい場合、夫婦のどちらかが退職せざるを得なくなる場合もあります。その場合は事前に収入の減少も視野に入れながら、無理なく返済できる住宅ローンを組むことが大切といえます。

子どもが成長し、入園や入学を迎えたタイミングで家の購入を検討する人も多くいます。それまでは広さに余裕があった部屋を手狭に感じるようになったり、兄弟姉妹を増やすかどうかの結論が出たりすることによって、家を購入しやすくなる時期といえるでしょう。

入園や入学を期に家を購入すれば、引越しによる転校などで子どもにつらい思いをさせることもなくなります。入学させる場合などは、学校からのアクセスの良さを重視するように意識しましょう。

注意しなければならないのは、一般的には子どもが小学校入学を迎える前後に、両親の年齢が40代に近づくことが多くなる点です。この年齢は長期の住宅ローンを組むにあたって最後のチャンスになり、審査が若干厳しくなることも考えられます。

子どもが巣立つタイミングで、夫婦だけで暮らすための家を探し、ここで初めて購入するというケースも近年は増えています。3人以上で暮らしていた家は夫婦2人にとって広すぎるため、新居を思い切って購入するという人も多いのです。

このタイミングでの購入となると、残念ながら住宅ローンを組むことは難しくなります。購入するためには一括での支払いが求められるため、預貯金と退職金を組み合わせて資金をつくるという人が多いようです。

高齢者で特に1人暮らしの場合、お金があっても賃貸物件への入居審査に通らない場合もあるため、その解決策としても有効です。

ただし、預貯金や退職金をすべて注ぎ込んで家を購入するのは危険と隣り合わせでもあります。万一の病気やけがに備えることも重要な年齢なので、無理のない範囲の予算を用意して、資金のやりくりに困らないように老後の計画を立てましょう。

マンションと一戸建て

家を購入する際に、多くの人の悩みどころとなるのが、マンションと一戸建てのどちらを選ぶか、そして新築と中古のどちらを選択するかという難問です。それぞれにメリットとデメリットがあるので、どちらを選ぶとより理想的な暮らしができるのか考えてみましょう。

まずは金銭面ですが、固定資産税に関してはマンションが一戸建てを上回る場合が多いでしょう。さらに駐車場代もマンションは有料の場合が多く、一戸建ては無料という違いが生じます。

その他の維持費に関しては、マンションの場合は管理費や修繕積立金を毎月納める必要があります。その代わりに大規模修繕などは管理組合に一任できて手間を省け、物件によっては共用部分の清掃などもやってもらえます。

一戸建ての場合は、定期的に維持費をかける必要はありません。その半面、外壁塗装や修繕工事が必要になると、一度の工事で100万円単位のお金を用意しなければならない場合があるため、お金をためながら計画的に過ごさなければなりません。

生活面で第一に比較すべきなのは間取りの問題でしょう。マンションの場合、リフォームやリノベーションは可能ですが、大規模な改築は不可能です。反対に一戸建て住宅の場合、土地があれば増改築ができるので、将来のバリアフリー化なども、より自由に行えます。

立地に関していえば、マンションは駅周辺の物件が多く、一戸建ては駅から少し離れた郊外にあることが一般的です。セキュリティ面でも、オートロックなどの設備があるマンションが一歩リードしているといえるでしょう。

一方でプライバシーという面では、一戸建てのほうが利便性は高くなります。ペットの飼育も自由であり、ピアノなどの楽器も演奏しやすい環境です。マンションの場合は、それぞれに制限が設けられることが多く、隣人の騒音に悩まされる可能性もあります。

中古物件の場合、築2年程度でも価格が10~20%程度下落することが多いため、新築よりも安く購入しやすいでしょう。消費税に関しては、新築は課税対象になりますが、中古で個人から購入する場合は非課税です。

中古なら費用を抑えられるように感じますが、リフォームやリノベーションに費用がかかることがあります。特に水回りの劣化が目立つ場合は修繕が必要になり、一部の修繕に数百万円、全体の修繕には1,000万円以上かかることもあります。

また、中古の場合は購入初年度から固定資産税がかかりますが、新築は一戸建てで3年、マンションで5年間にわたって軽減措置を活用できます。リノベーション費用などを差し引きすると、新築のほうが安くなる場合もあるため、シミュレーションが必要です。

耐震性については、新耐震基準が採用された1981年6月以降に建築確認を受けた物件なら耐震性は良好ですが、近年になってつくられた物件のほうが耐震・免振の両面で優れており、万一の事態においても安心感が高まります。

リフォームをする際には、新しい物件ほど自由度が高く、古い物件ほど制限が多くなりがちです。築年数が古い物件の場合、天井や壁など一部の箇所に工事を行えないことが多く、新しい物件と比べると不満を感じることもあるかもしれません。

家を買うタイミング

2020年は、前年に消費税の増税が行われたばかりのタイミングです。不動産価格がどの程度変動したのか、公的な機関が発表を行うのはこれからなので、現段階では増税の価格への影響をデータから分析できません。

ただし、増税によるダメージを緩和するための国による対策はいくつも施行されています。たとえば10年以上の住宅ローンを組む場合は、住宅ローン残高の1%を所得税から控除される「住宅ローン控除」の控除期間が、従来の10年から13年に延期されました。

また、住宅購入者の年収に応じて現金が給付される「すまい給付金」の基礎額も引き上げられています。年収500万円の場合、増税前の給付金は10万円でしたが、増税後には40万円を受け取ることが可能です。

家を購入する年代として特に多いのは、30代~40代前半ということが住宅市場動向調査により分かりました。出産や子どもの入園・入学というタイミングをきっかけに住宅ローンを組み、家を買うという人も目立ちます。

マンションか一戸建てか、あるいは新築か中古かという選択にも迫られますが、双方にメリットとデメリットがあります。どちらを選べばより理想的な暮らしができるのか、家族全員で検討してみてはいかがでしょうか。

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