「車のタイヤは生もの」と聞いたことはないでしょうか。ご存じの通り、タイヤの主原料はゴム。時がたつにつれ、徐々に硬くなり弾力を失っていきます。こうなると、摩耗していないタイヤであっても、保管方法が適切でなければ、劣化のスピードは速まり、走行中にバーストする、という事態にも。 【写真で見る】こうなったらタイヤ交換です 安全に使用できる期限があること、また保管方法を間違えれば劣化が早まってしまうこと、などから、タイヤは「生もの」といわれています。 しかし、タイヤ交換は出費がかさむため、「できるだけ引き伸ばしたい」と考える人も多いはず。また「ディーラーのスタッフに、交換した方がいいといわれたけど、そんなに危ない状態なのかわからない」と悩んでいる人もいるかと思います。車のタイヤは、どれくらいのスパンで変えるべきなのでしょうか。
■スリップサインが出てからでは遅い
まず見るべきポイントは「スリップサイン」です。新品タイヤであれば、タイヤの溝は8ミリ程度ありますが、走行するにつれ、トレッド面が徐々にすり減っていき、残りの溝の深さが1.6ミリになると、スリップサインが現れます。タイヤの溝が1.6ミリ未満(乗用車の場合)は、道路交通法で装着および使用が禁止されており、もし1箇所でもスリップサインが出てしまったら、車検は通りません。 筆者は昨年、愛車のタイヤをフロントだけ交換しました。スリップサインは出ていなかったので、「まだ大丈夫」と考えていたのですが、大きな間違いでした。雨の日の高速走行中、急にステアリングホイールが軽くなり、フロントタイヤが浮くような現象に襲われたのです。タイヤの残り溝不足によって排水性能が低下し、軽く、「ハイドロプレーニング現象」が起きていました。かなりヒヤッとしました。 後輪タイヤの溝はまだ残っていたので、すぐさま前輪タイヤのみ交換しました。もし、さらに摩耗が進んだ状態で、雨の日に高速走行をしていたら、酷い事故になっていたかもしれません。「スリップサインが出てからでは遅い」と考えるべきです。
からの記事と詳細 ( 意外と知らない基本のキ!車のタイヤ交換、いつすればいいの?(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3ygf5Ci
No comments:
Post a Comment