アップルは早ければ3月上旬に、2022年初の新製品発表イベントを開催すると噂されています。そして今回、ちょうどその時期に、第2世代のアップル独自開発チップ「M2」を搭載したMacBook Proが発売されるとのサプライチェーン情報が伝えられました。
台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesは「アップルは3月上旬に、最新のM2プロセッサを採用した新型MacBook Proや、低価格帯の5G iPhone SE、iPadなどの新機種を相次いで発表すると報じられています」と前置き。この下りは「報じられている」としつつ「情報源はそう述べている」と付け加えられており、信ぴょう性はぼやかされている感があります。
それに続けてDigiTimesは情報筋の話として「新型MacBook Proに採用されるプロセッサ以外のほとんどの部品は、M1チップを搭載した既存モデルとほぼ同じ仕様のため、MacBook ProのサプライチェーンパートナーはMacシリーズの需要増に対応するため、1週間の旧正月休暇中も生産を続けることになる」と伝えています。
この記事ではMacBook Proのサイズなど詳細な情報はありませんが、M1チップを搭載した「MacBook Pro」といえば廉価モデルの13インチMacBook Proのみ。おそらく2020年11月に発売された本モデルの後継機を意味していると推測されます。
ここでいう「M2」チップは、M1チップの改良版として噂されているプロセッサです。そのCPUコアはM1と同じく8個ながら、GPUコアは従来の7~8個から9~10個に増やされつつ、より高速に動作すると予想されています。
「M2」搭載の廉価版MacBook Proといえば、米Bloombergが2022年内に発売される予定だと報じたばかりです。これまで本機種は、M1版MacBook ProはM1 ProやM1 Maxを採用したMac miniや、その上位プロセッサを積んだ新型Mac Proが登場した後、2022年後半に登場すると見られていました。
今回のDigiTimes報道は、それらの情報源と食い違う点がいくつかあります。まず、発売時期がかなり早めということ。第2に、先行した噂話ではTouch Barが取り除かれる、14インチモデルと同じ筐体で同等の外部ポートを備えているなど「デザインが刷新される」方向では一致していましたが、DigiTimesは「プロセッサ以外のほとんどは同じ仕様」と主張していることです。
DigiTimesのサプライチェーン情報は信頼性が高いものの、あくまで生産現場に近い視点のため、最終的な製品の仕様や発売時期などについては当たり外れがあります。M2搭載モデルとしては他にMacBook Airが2022年後半に控えているとの噂もあり、それと現行のハイエンド機種MacBook Pro(2021)の間にプロセッサを載せ替えただけの13インチMacBook Proをどう位置づけるのか、といった疑問もあります。
上記のアップル春イベントでは、第3世代iPhone SEや第5世代iPad Airなどの発表が予想されています。毎回、「事前に多くの新製品発表が有力視されながら、いくつかは肩透かし」が恒例となっているだけに、これら2つ以外はあまり期待しない方がいいのかもしれません。
Source:DigiTimes
via:MacRumors
2022-02-09 03:55:52Z
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