プロ野球屈指の人気球団、阪神タイガースは30日に勝って5連勝。勢いづくが、今季は開幕から泥沼の9連敗、その後も連敗を重ねたのが響いて依然、セ・リーグ最下位だ。この不振に、球団の公式スポンサー企業で関西を地盤に家電量販店「ジョーシン」を展開する上新電機（大阪市浪速区）は困っていた。店ではチームの勝利翌日に客向けの特典を用意してきたが、それがままならなくなったのだ。スタッフが来店客から「いつ勝つん？」などと相次いで尋ねられるジョー況下、お客さんの「気分ジョージョー」を目指してジョーシンが打ち出した作戦とは――。
同社がスポンサーになったのは、18年ぶりのリーグ優勝で関西が沸きに沸いた2003年だ。以来、選手が着用するヘルメットに「Joshin」のロゴマークが入り、店内では球団歌「六甲おろし」（通称）を流すことも。今季も例年通り「阪神タイガースが勝った翌日はジョーシンへGO！」と宣伝を打ち、税込み2000円以上の買い物をしたカード会員にポイント引換券を兼ねるレシートを渡すことに。勝利翌日に店でレシートを示…
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