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Sunday, April 3, 2022

「NHKプラス」が一部のスマートテレビに対応! どうやって視聴する?【2022年4月版】 - - ITmedia

 NHK(日本放送協会)が4月1日から、動画配信サービス「NHKプラス(NHK+)」を一部のスマートテレビに対応させる試行(動作検証)を開始しました。これにより、一部のスマートテレビにおいてNHKプラスの一部サービスを利用できるようになりました。

 ……が、「そもそも『NHKプラス』って何?」「NHKプラスは知っているけど、スマートテレビでは何ができるの?」という人もいると思います。この記事では、NHKプラスのそもそもを解説しつつ、スマートテレビ向けNHKプラスの特徴を紹介します。

スマートテレビ スマートテレビ版「NHKプラス」

そもそも「NHKプラス」って何?

 NHKプラスは、NHKが運営する動画配信サービスの1つで、NHKの視聴契約を締結している人なら追加料金なしで利用できます(IDの取得が必要です)。配信している内容は以下の通りです。

「総合テレビ」と「Eテレ(教育テレビ)」の同時配信

 地上波デジタルテレビ放送の「総合テレビ」と「Eテレ(教育テレビ)」で放映されている番組の同時配信を行っています。配信される時間は以下の通りです。

  • 総合テレビ:24時間(4月1日から、放送休止がある場合を除く)
  • Eテレ:毎日午前5時〜24時

 同時配信される番組は、放送時間内の「追いかけ再生」や「巻き戻し再生」も可能です。番組の一部を見逃してしまった場合も心配は不要です。

 なお、同時配信は南関東エリア(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)で放映される内容で行われます。南関東エリアの一部ローカル番組も全国で視聴できる一方で、地方局のローカル番組の同時視聴には対応しません

 また、放映上の権利(公衆送信権を始めとする著作権)の都合から、番組の一部または全部が同時配信されない場合もあります(同時配信できない番組や映像は、その旨を告知する映像に差し替えられます)。

同時配信 同時配信の対象番組は、配信中であれば「追いかけ再生」や「巻き戻し再生」も可能です(出典:NHK、画像はパソコンでWebブラウザを使って視聴した場合)

見逃し(オンデマンド)配信

 同時配信対象となる総合テレビ/Eテレの番組は、放送終了から原則として1週間(7日間)は「見逃し(オンデマンド)視聴」可能です(※1)。完全に見逃してしまった場合も、放送終了から1週間以内であれば無料で見返せます。「プレイリスト」「番組を探す」機能を使った検索にも対応します。

 見逃し配信では以下の番組も配信されます。

  • 同時配信対象時間外に放送された番組(主にEテレ)
  • 各地の放送局が独自に制作した一部のローカル番組
  • 全国の拠点放送局(札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、松山、福岡)で放送された月〜金曜日18時台のローカルニュース番組(※2)

 なお、同時視聴時と同様に、放映上の権利の都合から番組の一部または全部が配信されない場合もあります(一部を配信できない場合は、当該箇所の映像が差し替えられます)。

(※1)一部の番組は期間が異なる場合もあります
(※2)札幌、仙台、広島、松山の各放送局のローカルニュース番組の見逃し配信は4月4日から開始します

ご当地プラス 各地の放送局の一部の番組は「ご当地プラス」として見逃し配信に対応しています。拠点放送局で月〜金曜日に放送されている18時台のローカルニュース番組も配信対象となります(一部拠点放送局は4月4日から)

スマートテレビ向け「NHKプラス」は何ができる?

 スマートテレビ向けのNHKプラスは、見逃し配信の視聴にのみ対応します。スマートテレビ向けということもあり、同時視聴はテレビ(テレビチューナー)にお任せしようということなのでしょう。

 パソコン(Webブラウザ)版やスマートフォン/タブレット版アプリと同様に、見逃し番組は「プレイリスト」や「番組を探す」を使って探せます。操作画面はテレビでの表示とリモコンでの操作に最適化されているので、迷わず操作可能です。

 なお、4月1日現在においてスマートテレビ向けのサービスは試行(動作検証)という扱いです。本来、NHKプラスの利用には視聴契約とひも付いたID(アカウント)の登録が必要ですが(※3)、スマートテレビ向けサービスは6月30日までID登録なしで利用できます

(※3)視聴契約1件当たり1つのIDが割り当てられます。1つのIDは最大5台のデバイスでの同時視聴に対応しています

動作検証 スマートテレビ向けサービスは「動作検証」という扱いで、6月30日まではログインやユーザー登録なしで利用できます。アプリ(後述)を起動する度にその旨が表示されます

スマートテレビ向け「NHKプラス」が使えるスマートテレビは?

 スマートテレビ向けのNHKプラスは、Googleの「Android TV(Google TV)」とAmazonの「Fire OS」を搭載するスマートテレビとセットトップボックス(STB)を対象に“アプリ”として提供されます。

 具体的には、以下の要件を満たすスマートテレビやセットトップボックスで利用できます。

Android TV/Google TV版

 Android TV版は、「Android TV 9」以降のOSを搭載するスマートテレビで稼働します。NHKが動作確認を行っているスマートテレビ/STBは以下の通りです(いずれもAndroid TVをプリインストールするモデルが対象です)。

  • シャープの「AQUOS」
  • ソニーの「BRAVIA」
  • TVS REGZA(旧東芝映像ソリューション)の「REGZA」
  • Googleの「Chromecast with Google TV」
Google Play Android TV向けNHKプラスアプリはGoogle Playからインストールしてください

Fire OS版

 Fire OS版は、Fire OS 6以降を搭載するFire TVシリーズのデバイスで稼働します。NHKが動作確認を行っているデバイスは以下の通りです。

  • Amazon Fire TV Cube(第2世代)
  • Amazon Fire TV Stick 4K
  • Amazon Fire TV Stick 4K Max
  • Amazon Fire TV Stick(第3世代)

どうやってスマートテレビで「NHKプラス」を使う?

 アプリをインストールした後、利用を開始するには以下の手順を踏んでください。

  1. アプリを起動する
  2. 動作検証に関する注意書きを読んだら「閉じる」を押す
  3. インターネットサービス利用規約を読んで「同意して次へ」を押す
  4. プライバシーノーティスを読んで「プライバシーについて了解して、利用を開始する」を押す(※4)

(※4)送信したくない情報がある場合は「オプトアウトについて」を押して、送信したくない情報(3種類)のスイッチを切ってからプライバシーノーティスの画面に戻ってください

規約 インターネットサービス利用規約は、既存のNHKプラスサービスと共通化されています
プライバシーノーティス プライバシー情報に関する扱いのうち、NHKプラス独自の内容は「プライバシーノーティス」として独立表示されるようになりました。送りたくない情報がある場合は「オプトアウト(ユーザーの同意に基づく除外)」が可能です

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