ロシアによるウクライナへの全面侵攻から、8月24日で半年を迎えます。戦争はなぜ長期化したのか、終わる見通しはあるのか。国際安全保障が専門の鶴岡路人(みちと)・慶応大准教授に聞きました。
――ロシアは2月24日の侵攻開始後、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を包囲する動きを見せますが、3月末には首都周辺から撤退します。ウクライナ東部で支配地域を広げる一方、5月ごろからはウクライナが南部で少しずつ反転攻勢に出るようになりました。この半年の推移をどう見ますか。
ロシアにとっては失敗と誤算の連続だったはずです。短期間でキーウを陥落させ、ゼレンスキー政権の転覆を狙いましたが、完全な失敗に終わりました。
東部ドンバス地域で20世紀型の消耗戦をすることも当初の想定にはなかったと思われます。ウクライナがロシアの予想を上回る抵抗を示したからです。私自身も、開戦直後はウクライナが持ちこたえられないのではないかと懸念していました。
長期化は悪なのか
――戦争は長期化し、終わる気配が見えません。
戦力ではロシアがウクライナ…
からの記事と詳細 ( ロシアの侵攻はいつ終わる? 誤算続き…でも残る「危険なシナリオ」:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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